ベランダから旅立ひょうたんたち

by 丸黄うりほ

①5月4日。今年のひょうたん苗、最後の全員集合写真

②成長の早い千成。巻きひげが伸びてきているものも

③フェイ・ターンさんに貰われていった千成たち(撮影:フェイ・ターン)

④5月7日、ここから千成4苗が旅立ちました

⑤5月8日には、この5苗が旅立ちました

⑥ベランダに残った苗たちも、行き先が決まっています

昨日の続きです。ちょうど一週間前の5月2日、新たに芽を出したかど瓢の分離作業をし、全部のポットを数えてみると22ポットもできていることに気が付きました。私がこの日、もうひとつ急いで行ったのは、ひょうたん苗を引き取ってもらえる方を探すこと。今までに引き取ってくださったことのあるヒョータニストのみなさんを中心に、メール等でお願いしました。

その結果、ぞくぞくと返信をいただき、ありがたいことにすべての苗の貰い手が決まりました!

写真①は、5月4日の我が家のベランダのようす。最後の全員集合写真です。手前は千成ひょうたんたち。本葉3〜4枚で、すぐにでも定植できるサイズに育っています。写真②のように、すでに巻きひげが伸びているものも。それに比べると、遅れて目覚めた縮緬いぼ瓢や、かど瓢はまだ小さいのが多い。

苗を貰ってくださる人のなかには、いろいろな品種を混ぜて希望されている方もいらっしゃって、この成長の差をどうするか。ということで、引き取り日の早い人から順に、成長の早い苗を当てることにしました。

まず5月5日に、小野市のヒョータニストおーさきさんに、千成1苗と縮緬いぼ瓢1苗を託しました。昨年は、ご自宅でもたくさん苗作りをされたおーさきさんですが、今年は庭の都合でこの2苗のみになるということ。どうぞ可愛がってやってくださいね!

昨年我が家の苗を初めて引き取ってくださった、守口市のたみさんにも千成1苗と、かど瓢1苗を託しました。東大阪市瓢箪山のかよさんからも、今年は「かど瓢に挑戦してみます」とお返事いただき、1苗を託しました。たみさん・かよさんのお二人ともヒョータニスト2年目です。ひょうたん栽培を続けてくださって、本当にうれしい。

同じく瓢箪山のヒョータニスト、フェイ・ターンさんには千成3苗を引き取っていただきました。本当は百成を希望されていたのですが、これがまったく目覚めない。というわけで、眠ったままの百成3ポットもあわせて託しました。フェイさん宅で、いつか目覚めてくれるといいのですが……。(写真③)

5月7日には、残り6苗になった千成ひょうたん(写真④)のうち、3苗が花形文化通信編集長の塚村さんに貰われていきました。さらに、杉浦こずえさんの愛知県安城市のお庭にも1苗が貰われていきました。すべて本葉4枚、すぐにでも定植できるサイズになっています。それぞれの新天地で頑張ってくれますように!

そして、写真⑤は、5月8日に旅立っていったひょうたんたちです。大阪市のヒョータニスト・西山朝子さんは、今年は千成1苗と、かど瓢1苗を引き取ってくださることに。また、吹田市のイハリコさんは、千成、かど瓢、縮緬いぼ瓢の3品種を1苗ずつ引き取ってくださることになりました。

奥の2つは千成。手前のピンクストローは縮緬いぼ瓢、オレンジストローはかど瓢で、本葉は2〜3枚です。この2品種の苗が定植にちょうどよいサイズになるには、あと1週間くらいかかるでしょうか。

残ったのは、写真⑥の4苗ですが、これらもすでに行き先が決まっています。もう少し大きくなるまで我が家でお世話をするつもりです。

そして。我がベランダで今年栽培するひょうたん苗……ローマ皇帝も決まりました。来週はその定植のようすをお伝えできると思います。

(1174日目∞ 5月9日)

※次回1175日目は奥田亮「でれろん暮らし」5月13日(月)にアップ。

1176日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、5月15日(水)にアップします。