かど瓢のタネ1粒が発芽!そして千成は芽がでました!

by 丸黄うりほ

①かど瓢のタネ、1粒だけですが目覚めました!

②千成ひょうたん3粒が新たに発芽!

③さっそくポリポットに植えました

④かど瓢のポットには目印を立てました

⑤ヒーターで温め、濡れ布巾で覆って25〜30℃を保ちます

⑥千成ひょうたんの芽が出ました!

⑦芽が出たポットは、すぐにベランダへ移動

昨日の「ひょうたん日記」を書き終わり、午後になってひょうたんのタネの様子をチェック。すると……、なんと、かど瓢が発芽しているではありませんか!

8粒のうち、たった1粒だけですが、貝がツノを出すように、白い根がぺろっと出てきています!(写真①)

さらに、千成ひょうたんは新たに3粒発芽していました。(写真②)

ひょうたんのタネまき、水やりなどの作業は「午前中にしましょう」と書いてある園芸本が多いので、明日の朝まで待ってから発芽したタネをポットに植えようかといったんは考えましたが、私はこのときベランダに出してある土のことを思い浮かべていました。

今の時間帯なら、土が温かいけど、朝いちばんの土は冷たい……。今やったほうがいいのでは?

というわけで、思い切って、すぐに作業にとりかかりました。

バケツに入れた「タキイのたねまき培土」に少し水を加えてシャベルでかき混ぜ、3号のビニールポットに八分目ほど入れました。その真ん中に割り箸で穴を掘って、発芽したひょうたんのタネを根を下向きにして置きます。覆土をして軽く水をやり、カゴに並べました。かど瓢のポットには、目印としてオレンジ色のストローを立てました。(写真③④)

室内に運び、育苗ヒーターマットと発泡スチロールで適温(25〜30℃)に調整した上に置いて、上から濡れ布巾をかけました。(写真⑤)

そして、夜。「どのひょうたんもすくすく育ちますように!」ひょうたんの神様にお祈りをして、私も眠りにつきました。

……目覚めた今朝。コンタクトレンズもまだ入れてない乱視の寝ぼけ眼で、育苗コーナーに行き、「おはようー!ひょうたんたち」と声をかけ、布巾をぺろんとめくってみますと……。

なんと、千成ひょうたんが、土からむっくりと芽を出していました!(写真⑥)

芽を出したのは、一昨日植えた6つのうちの3ポットです。素晴らしい急展開!

……うれしいけど、これは大変だ、急がなくては。

というわけで、私は大急ぎで発泡スチロールの箱を物置から引っ張り出し、その中に3ポットを並べ、ビニールの覆いをしてベランダに出しました。きょうのお天気はくもりで気温もあまり高くありませんが、ここが育苗の大切なポイントでもあるのです。(写真⑦)

人間にたとえると、温めていたタネから根が出た状態は妊娠発覚。そして、ポットに植え直した状態は妊娠中で、このときまでは何よりも保温が大切なのです。ひょうたんのタネは暗いところのほうが発芽しやすいので、ここまでは基本的に室内で世話をします。

土から芽が出ると、これはオギャー!です。生まれるとすぐに太陽の光を当てねばなりません。光を当てないと、ひょろひょろのモヤシみたいに、すぐに茎が伸びてしまいます。かといって、あまり気温が低いのもダメ、反対に高すぎるのもダメ。水をやらないのもダメですが、やりすぎは根腐れします。ひょうたんの一生のなかで、最もデリケートで、むずかしく、手がかかるのはこの段階なのです。

走り出したらもう止まれない、ひょうたん栽培。しばらくは赤ちゃんに振り回される日々が……、いいえ。とても幸せな日々が続きそうです!

(1166日目∞ 4月11日)

※次回1167日目は奥田亮「でれろん暮らし」、4月15日(月)にアップ。

1168日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、4月17日(水)にアップします。