大ショック!「トラヤヌス7号」は崩壊しました(泣)
by 丸黄うりほ
きょうは悲しいお知らせがあります。1月25日の「ひょうたん日記」でお伝えしていたオオナガユウガオ「トラヤヌス」の水浸け処理。それから約3週間たちました。「そろそろいけるかな?」と、風呂場に並べた二つの「丸黄式ゴミ箱システム」のフタを開けてみたところ……。
まず、「トラヤヌス1号」と「3号」の入った方から開けました。どんよりと曇った水の表面に、白いカスがふわふわ浮かんでいます。だいぶ薄まっているものの、まだ臭う。私は「3号」と「1号」をバケツに入れて、よいしょっと台所に運びました。
口部を下にして中身を振り出すと、タネは出切っていますが、まだワタが残っていました(写真①②)。口部から水を少し注いで、実全体をゆすり、再び中身を振り出します。これを2個とも各10回ずつくらい繰り返しました。
とにかく大きくて重いので、ちょっと疲れてきました。ワタは完全には出てくれず、なかなかしつこいです。
とはいえ、もうそろそろいいかなという気もします。もういちどきれいな水に数日浸ければ臭いも抜けるでしょう。ということで、「3号」と「1号」は、5回目の水浸けへ(写真③)。
続いて、「トラヤヌス7号」を浸けたゴミ箱システムのフタを開けました。じつは、3週間前に浸けてから一度もフタを開けていなかったのです。濁った水の中に、洗濯ネットに入れたままの「7号」が見えました(写真④)。
私は他の実と同じように、「7号」の口部に指を入れて、実を持ち上げようとしました……、すると!
なんと、その部分が、べりっと破れてしまったのです!
「ああ、えらいことをしてしまった!」
……、私は実の下に手をまわし、「7号」を掬うように持ち上げてネットごとバケツに入れました。そして台所へ持っていき、ネットから出してみると……。
さっき自分の指で崩してしまった口部は、このようなありさまに……(写真⑤⑥)。
さらに、ひっくり返してみると、お尻のほうも見事にパックリと割れていました……!(写真⑦)
⑦を見るとわかると思いますが、皮が薄い。極薄です。そして、浸ける前に「7号」の美点だと思っていた地図のような模様……実は虫喰いの跡ではあるのですが……は、一皮剥けてほとんどなくなってしまいました。
わーん(泣)。大変気に入っていた実だったのに残念です。重石が強すぎたのか。いや、これは水浸けにしたこと自体が誤算だったと言えるでしょう。しかし、水浸けにしなかったら皮ごと腐っていたかもしれません。そう、おそらくどうしようもなかったのです。
「7号」は、このまま乾燥させても楽器や、何かの容器としては使えないでしょう。しかし、捨てるのもかわいそうです。
ひとまず、私は「7号」をネットに戻し、もう一度水につけ直しました(写真⑧)。そして、「1号」「3号」と同じく臭みを抜いてから干すことにしました。あとは成り行き任せで……。
(1143日目∞ 2月15日)
※次回1144日目は奥田亮「でれろん暮らし」2月19日(月)にアップ。
1145日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、2月21日(水)にアップします。