江坂の「ひょうたん寿し」に行ってきました
by 丸黄うりほ
「ひょうたんグルメ班」として、ひょうたんな飲食を探し求めるヒョータニストのコンさんと、わたくし丸黄うりほ。そんな二人が今回赴いたのは大阪北部、いわゆる北摂と呼ばれる土地であります。
まず、ランチタイムに降り立ったのは大阪メトロ御堂筋線江坂駅。目当てのお店は「ひょうたん寿し」です。私はこちらのお店の名前だけは、かなり前から知っていました。コンさんは江坂にお住まいなので、「当然、行ったことありますよね?」とたずねると、なんと「ないです」との返信。ええっ、それは行っておかないと!
……ということで、ネットで調べてみると、「ひょうたん寿し」は江坂に2店舗あることがわかりました。しかし、やはりまず行くべきなのは本店であろうということで、駅の南西側へ。
じゃーん!写真①をご覧ください。こちらが「ひょうたん寿し 江坂本店」の外観であります。
窓ガラスにも、看板にも、紐を結んだ赤いひょうたんマークが輝いています!「ほんものの味」「ひょうたん寿し」と書かれた筆文字も大変良い感じ。これは期待できそうだと思いつつ入口へ向かうと、暖簾にもひょうたんが。(写真②)
暖簾をくぐって中へ入ると店内はほぼ満席でしたが、ちょうど都合よく2席だけあいていました。そこへ座らせてもらうと、お店の方が湯のみを二つ持ってきてくれました。湯のみにも「ひょうたん」の文字が!(写真③)
メニューを見ると、「お造り定食」、「すし定食」、「煮付け定食」、「海鮮丼定食」などがあり、どれも税込1000円以内です。なかには「特上にぎり定食」3000円というのもありましたが、江坂はビジネス街だけあって、リピーターに優しい価格設定になっているのだなと思いました。ちなみに、夜のメニューは各種お造り、煮付け、にぎりのほか、てっちりなどもいただけるらしい。
私は標準の「すし定食」、コンさんは寿司が1.5倍増量の「すし1.5定食」を注文しました。
お料理が来るのを待っている間に、私のひょうたんアイは店内のひょうたんを探しました。ひょうたんの置物とか飾り物などは見当たりません。しかし、目の前に置かれた醤油差しに、トレードマークのひょうたん発見!(写真④)
注文していたお寿司が来ると、私たちは「わっ!」と歓声を上げずにはいられませんでした。写真⑤をご覧ください。こちらが「すし1.5定食」です。たっぷり入っていて、ネタもきれい!
私が注文した標準の「すし定食」も大満足の内容。醤油皿、割り箸の袋にもひょうたんマーク(写真⑥)。なにより感動したのは、すし桶にもひょうたんが描かれていたことです(写真⑦⑧)。1.5盛りのすし桶にはこの柄がありませんでしたので、私は心の中で「よしっ!」と叫びました。
おいしさは、もう言うまでもありません。新鮮なネタ、職人さんがにぎってくれる本物のお寿司ですからね。このお店が家の近くにあったら通いつめたい。コンさんがうらやましいぞー! と心から思いました。
お寿司をいただきながら、私は目の前の職人さんに「ひょうたんが大好きなんです」と、告白しました。すると、その方はどうやら店長さんだったようで、「ひょうたん寿し」が江坂に2店舗、新大阪、西中島、あと尼崎の立花にもあることを教えてくださいました。また、もともとこの店を始めた方は長崎県出身で、「ひょうたん」という命名はその方によるものだということ。福岡県の「ひょうたん寿し」とは関係がないことも教えてくださいました。
なぜひょうたんと名付けられたのか。その後ネットで調べても解明できなかったのですが、私はお店に行けて本当によかったと思いました。江坂に名店「ひょうたん寿し」あり。読者のみなさまもぜひ覚えていただけたらと思います。
(1137日目∞ 1月31日)