「ぷれじでんと千房」でひょうたん探し

by 丸黄うりほ

①シェラトン都ホテル大阪地下1階にある「ぷれじでんと千房」

②入口近くのカウンター席に、ひょうたんの照明が

③素敵なインテリアに、ひょうたんがなじんでいます

④額縁には陶製のひょうたんも

⑤六瓢の根付がついた七味入れ

⑥鏡餅の台(三宝)の穴もひょうたんに見えます

⑦スジコンと餅チーズ入りお好み焼き。おいしかったです 

「シェラトン都ホテル大阪の千房に、ひょうたんがありましたよ」と「花形文化通信」の塚村さんから聞いたのは昨年末のことでした。「じゃあ、そこで新年会しましょう!」と、丸黄うりほは調子にのって答えました。

「千房」といえば、ひょうたんマークです。以前の「ひょうたん日記」944日目では、なんば・千日前のお土産店で、ひょうたんマークのついた焼きそばセットを見つけて購入したこと。また、1032日目では、スーパーでソース味と塩レモン味の「千房」焼きそばを見つけたことを書いています。よかったらそちらもあわせてお読みくださいね。

「千房」のマークがなぜひょうたんかというと、房になった千成ひょうたんが、大阪城を築いた豊臣秀吉の馬印であることに由来すると公式ウェブサイトにありました。大阪名物といえばお好み焼き、たこ焼きという認識が世間に広まっていることから、秀吉の馬印であるひょうたんが「千房」ブランドの象徴としても選ばれたということなのでしょう。

そんなわけで、店舗にもひょうたんマークが飾られていることは容易に想像できました。「千房」の店舗はあちこちにあるけれど、シェラトン都ホテル大阪のお店には行ったことがありません。どうやら「千房」にはベーシック店と、「ぷれじでんと千房」「千房エレガンス」の3タイプの店があり、シェラトン都ホテル大阪のお店はハイクラスな「ぷれじでんと千房」であるようです。

新年会当日、私はどきどきわくわくしながら上本町にあるホテルに到着しました。「ぷれじでんと千房」があるのは地下1階です(写真①)。お店の中に入ると正面にカウンター席があり、その壁にはひょうたん型の照明がきらめいていました!(写真②③)

さらに、入口の近くには「まんだら焼」と書かれた陶製のひょうたんが額縁に入れて飾られていました(写真④)。六瓢の根付を結んだ、ひょうたん型の七味入れも発見(写真⑤)。お正月ということでお鏡餅も飾られていましたが、その台である三宝にもひょうたんが……というのは、ちょっとこじつけですね(写真⑥)。

席に案内していただいた私たちは、お好み焼きと生ビールを注文。塚村さんはベーシックな豚玉、私はちょっと変わり種のスジコンと餅チーズ入りにしました。目の前の鉄板で、かわいらしい女性のスタッフさんがとても丁寧にお好み焼きを焼いてくださるようすを、私はついじっと見つめてしまいました。

お好み焼きというとカジュアルな庶民のものというイメージですが、「ぷれじでんと千房」の上品でハイエンドな雰囲気のなかで味わうと、なんだか別の食べ物のようです。贅沢好みであったという秀吉も、このようなお好み焼きならきっと喜んだことでしょう。新しい1年の始まりにふさわしいおいしいものを食べ、ひょうたん型もたくさん見られて私も大満足いたしました。(写真⑦)

さて、最後にお知らせです。丸黄うりほの「ひょうたん日記」はひょうたん栽培オフシーズンの今月(1月)から3月までの間、週2回(水曜・木曜)のアップとなります。月曜は今まで通り週1回の「奥田亮のでれろん暮らし」をどうぞお楽しみくださいね!

(1129日目∞ 1月11日)

※次回1130日目は奥田亮「でれろん暮らし」1月15日(月)にアップ。

1131日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、1月17日(水)にアップします。