ひょうたん付きしめ縄を作ってみました

丸黄うりほ 

①100円ショップ・セリアで見つけたしめ縄

②昨年収穫した千成「ネルウァ」の実をくっつけてみよう!

③取り付け素材、いろいろ買ってみた

④園芸用のワイヤーも使えそう

⑤できあがったひょうたんしめ縄がこちら!

⑥こちらはバランスを取るためにひょうたん2個使用

⑦部屋の入り口や写真の横に飾ることにしました

2023年も残すところわずか6日。スーパーに行くと、しめ縄が並ぶ季節となりました。立派なしめ縄はかっこいいですが、我が家のような古マンションにはなんだか似合いません。あのデザインは、お屋敷の玄関にこそ映える。ずっとそう思っていたので、これまで私は自宅にしめ縄というものを飾ったことがありませんでした。

しめ縄の形が地方によってずいぶん異なるというのを知ったのもわりあい最近です。私は実家が奈良ですので、関西の伝統的な形しか知りませんでした。関西のしめ縄は、藁(わら)を編み込んだ縄に、ダイダイ(みかん)、ユズリハ、ウラジロ、そして白い紙垂がつけられたものが一般的です。それらの植物が選ばれているのには意味があると思うのですが、ここにひょうたんをつけたら可愛いだろうな……とずっと思っておりました。

ところが、先日ネットをみていましたら、ひょうたんつきのしめ縄を発見。それはフラワーアレンジをされている方のサイトでした。他のデザインをみると、いろいろな花や実を編みこみ、形もさまざまでじつに自由。ウェブ上では他の地方のしめ縄も見つかり、自分の親しんでいたしめ縄が絶対的なものではないということを知ったのです。

もともとひょうたんは吉祥サインでもありますし、「ひょうたんしめ縄はありだな!」と思いました。

とはいえ、イチからしめ縄を編むのは私には無理。なので、まずは市販のしめ縄のみかんをひょうたんに取り替えてはどうかとイージーに考えました。しかし、立派なしめ縄は高価で、もしも作業に失敗してバラしてしまったらもったいない。それに、そうなったらなんだか縁起が悪いような気もします。

そんなときに助けてくれたのが、庶民の味方、100円ショップです。写真①は、たまたま入ったセリアで見つけたもの。これに、ひょうたんをくっつけてみよう!と、昨年育てた千成ひょうたん「ネルウァ」の収穫から、形の良いのを何個かピックアップしました(写真②)。

取り付けるのに使えそうな材料も100円ショップで購入(写真③)、さらにひょうたん栽培に使ったワイヤーやビニタイなども使えるのではないかと出してきました(写真④)

これなら失敗しても悲しくならないよね。とにかく作ってみようと作業に取りかかりました。買ってみた取り付け素材のなかで、カラフルゴムとモールタイはどうにもうまく使えず無駄になってしまいましたが……。

できあがったのが、写真⑤⑥⑦です。⑤は、根付紐と栽培用ワイヤーでひょうたんを取り付けました。写真⑥は、本当はしめ縄の下部にひょうたんをぶら下げたかったのですが、構造的に無理だったので左につけたら、下げた時の重さバランスが悪くなったので右にもう1個ひょうたんをつけました。使ったのは紐と根付紐とワイヤーです。

どうでしょう?  税込110円のしめ縄もひょうたんをつけただけでなんだか神々しさが増したように思いませんか?

私はこれを片方は部屋の入り口に、片方は亡き両親や猫の写真の横に飾って新年を迎えることに決めました。

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2023年の「ひょうたん日記」は本日でラストとなります。今年も1年間「ひょうたん日記」をお読みいだたき、ありがとうございました。みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。

(1127日目∞ 12月26日)

※「ひょうたん日記」と「でれろん暮らし」は、12月27日(水)から1月9日(火)までお休みをいただきます。次回1128日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、2024年1月10日(水)にアップします。