美しいアーチひょうたんは、驚異の大豊作!

by 丸黄うりほ

①大収穫!坂本真理さんの千成ひょうたん

②ざっくり数えてみると……、なんと1苗で160個も!

③百成ひょうたんは7個収穫できました

④ひょうたん仕舞い後のアーチ。また来年!

⑤双子シェケレ候補たち。つるつるひょうたんが仲間入り

今年8月3日の「ひょうたん日記」で、「素敵だね♡ひょうたんのアーチ」と題して、東京都国分寺市の坂本真理さん宅のひょうたんと、大阪府東大阪市のかよさん宅のひょうたんを紹介しました。どちらのひょうたんも、私の自宅ベランダで苗まで育て、5月に引き取っていただいた千成です。8月の日記では、そのひょうたんたちが蔓性植物の本領を発揮して、素晴らしく美しいアーチに仕立ててもらったことをお知らせしていました。

かよさんのひょうたんについては、その後9月6日にも現状をお伝えしていましたが、坂本さんのひょうたんは約4カ月ぶりの登場です。

まずは写真①と②をご覧ください!

こちらが、今回収穫された千成ひょうたんたちです。いったい何個実ったのでしょうか?ざっくりと数えてみたところ、なんと食卓塩サイズの小さいのが120個、アイフォンサイズの中くらいのが40個くらいあったそうです!

合計160個!!!

いやー、本当にびっくりしました。坂本さんに引き取っていただいたのは2苗だったのですが、そのうち1苗は早いうちに枯れてしまったときいていました。ということは、1苗のひょうたんが160個もの実をならせたということになります。

私は昨年、千成ひょうたん「ネルウァ」を自宅ベランダで栽培し、今までのひょうたん栽培歴で最高の1苗100個超えとなったことがうれしくて、これはすごいと自画自賛しておりました。しかし、こちらのひょうたんは100個などかるーく超える160個です。

8月3日の日記を見ていただいた方はお感じになっていたと思いますが、本当に蔓の仕立てがきれい。そしてアーチの下から見ると天国のようにひょうたんが鈴なりでした。仕立てがきれいなひょうたんは、数の面でもすごいのだということが証明された形だと思います。

このひょうたんの苗を大阪から東京のご自宅まで運んでくださったのは真理さんですが、実際に育ててくださったのはお義母さまでした。横で一緒に育てられたという百成は7個結実(写真③)。あと1種は十成だったそうで、こちらは大きくて皮の厚いのが1個できました。小さなひょうたんはたくさん実り、大きなものほど数が少ないのは当たり前なんですが、この数の差は千成の一人勝ちといってもいいのではないかと思います。

丹精込めて、愛情たっぷりに育ててくださったお義母さまに、改めて心からお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました!

さて、写真①②を見て、みなさんも気づかれたと思います。坂本さん宅ではすべての千成を温室で自然乾燥されたそうです。水浸け処理はいっさいなし。通常、日本では収穫後のひょうたんを水浸けにすることが多いのですが、温室があればアメリカやアフリカのような自然乾燥も可能だということですね。この点についても勉強させてもらいました。

たくさん実ができると、悪臭を放つ水浸けやタネの振り出しとの戦いが大変だけど、こうすればラクラク。私も温室が欲しくなってきました。

ひょうたん栽培が終わったお庭は、写真④のような感じ。また来年、ここでひょうたんを育てていただけるといいなぁ。

そして、真理さんの「むらさきミュージックラボ」には、新しくつるつるのひょうたんが仲間入り(写真⑤、右)。左にまとめて吊るしてもらっている素ひょうたんは我が家出身の子たちです。来年は、このひょうたんたちもいよいよ楽器になれるかな?

明日は、もうひとつの美しいアーチ、東大阪市のかよさんの収穫についてお伝えします!

(1118日目∞ 12月13日)