京都府立植物園とトラヤヌスの今

by 丸黄うりほ

①ガラーン!京都府立植物園のひょうたん栽培は……

②しかし、一株だけいきいきとした緑色の葉っぱが

③この実はもしかしたら、ひょうたん?

④出口付近の蔓性植物コーナーもすっかり模様替え

⑤ひょうたんの巻きひげみたいな植物発見!

⑥我が家のナガユウガオ「トラヤヌス」に7個目が結実!

⑦「トラヤヌス2号」は頭がプリンみたいに変色してきました

先週末、京都市立交響楽団定期演奏会を聴きに、北山にある京都コンサートホールに行ってきました。京都コンサートホールに行ったら、その隣の京都府立植物園に行って、ひょうたん棚のようすをチェックするのが最近の私の定番コースになっています。一昨年は10月中旬でもギリギリ、何個か大きいひょうたんが残されていたのですが、今年は……?

ひょうたん棚のある「四季彩の丘」に行ってみると、みごとにガラーン!(写真①)

しかし、一つだけまだ葉っぱが青々している株がありました。プレートには「ハヤトウリ」と書かれています。ひょうたんではありませんが、病気や虫食いなどもなく、きれいな葉!(写真②)

さらに、棚を見上げると青い実が?(写真③)でも、これもよく見ると違いました。隣で栽培されているアケビでした。

栽培の終わった土に近寄ってよく観察してみると、根元から株を切り取った跡がたくさんありました。引っこ抜くのではなくて根だけは残しておくのですね。このほうが処理しやすいのかもしれません。ふむふむ、今年はうちもマネしてみよう……。

前回(8月31日と、9月1日)にここを訪れた時には、植物園の出口付近にも蔓性植物のコーナーがあったのですが、今回はそれも見事に模様替えされていました。(写真④)

というわけで、京都府立植物園のひょうたん栽培は完全に終わっていました。しかし、植え替えた土の様子などを見ると、まだそれほど日がたっていないように思われます。

ふと思いました。収穫されたひょうたんたちは、どうなったのだろう?

今、水に浸けられているのでしょうか?毎年、乾燥させたひょうたんは保管されているのでしょうか?タネは採取されているのかな?

いくつものクエスチョンマークが私の頭の中に飛び交いました。いつか、京都府立植物園のひょうたん栽培担当の方に、お話を聞いてみたいです。

今回はかわりにシダ植物の展示会場で、ひょうたんの巻きひげのような植物に出会うことができました。「ラセンイ」というそうです。久しぶりに、ひょうたん以外で「育ててみたい……!」と感じました。(写真⑤)

そんなわけで、一般的にはひょうたん栽培の季節は終わりつつあるのですが、我が家のベランダで栽培中のオオナガユウガオ「トラヤヌス」は、なんと10月に入ってから7個目の実ができました。

大発生しているウリキンウワバにやられて、葉っぱはもうボロボロ。7個目の実「トラヤヌス7号」も、かじられて地図みたいな紋紋がついていますが、まだ花も咲いています。(写真⑥)

「トラヤヌス2号」の上の方が茶色く、プリンみたいに変色してきたので(写真⑦)、早い時期にできた実はそろそろ収穫したほうがいいようです。しかし、7号の収穫は2カ月後の12月という計算になり、我が家のひょうたん栽培終了はまだまだ先……ということになりそうです。

(1080日目∞10月18日)