ウェスパシアヌスの実が7個になりました!

by 丸黄うりほ

▲ウェス実5号、現在15センチ。

▲ウェス実6号、現在15センチ。

▲ウェス実7号、現在10センチ。

 

第2の花ピークで受粉に成功した雌花たちが、ひょうたんの実らしくなり始めました。どれも成長中なので、まだこれから大きくなると思います。

まず、写真いちばん上の「ウェス実5号」です。これは第2の花ピークがスタートした8月24日に咲いた雌花3つのうちの1つです。この日、雄花は1つだけだったのですがみごとに受粉成功。ネットにひっかかったまま大きくなり、現在15センチくらいになっています。ウェスパシアヌスの実のなかでは珍しく、上のふくらみが大きいタイプ。そして、くびれがかなり細い。おだんごを2つくっつけたような愛らしい形です。

写真の2つ目「ウェス実6号」も8月24日に咲いた雌花で、「ウェス実5号」と同じ雄花によって受粉に成功。ベランダの外側にできた実なので、ラティス越しにしか写真を撮ることができないのですが、これもウェストのくびれがはっきりしていて、上のふくらみは大きめ。サイズはやはり15センチくらいです。

ひょうたんの実の形は、雌花がもともともっている子房の形だけではなく、雄花の花粉がもつ遺伝子の影響も大きいのだろうと思います。たとえば、異なるひょうたんの品種を隣り合わせで栽培すると、媒介者の蛾によって花粉が運ばれ、雑種のひょうたんができてしまうことがあります。ひょうたん同士ばかりでなく、かぼちゃ、ズッキーニ、キュウリ、ゴーヤなどともひょうたんは交雑します。雄花の影響は、そのことからも明らかだと思います。

同じ雄花によって実になった「ウェス実5号」と「ウェス実6号」は、いわば腹違いの兄弟。似た特徴をもっているのも自然なことですね。

写真3つ目の「ウェス実7号」は、8月29日に咲いた雌花です。この日は雌花1つ、雄花1つで仲良くランデブーでした。現在10センチほどでまだ小さいですが、最初にできた「ウェス実1号」とよく似た雰囲気。全体に少し細長くて、くびれが少なく、ずんぐりとした形です。

今夜咲きそうな雌花が3つあり、まだしばらく花の季節は続きそうです。最終的にウェスパシアヌスは何個の子持ちになるのかな。

 

※次回109日目は9月9日(月)にアップします。