ひょうたん型のかぼちゃ、バターナッツ
by 丸黄うりほ
地元の商店街を歩いていたら、八百屋さんの店先にひょうたんが!
いえいえ、これはひょうたんではなくてバターナッツという名前のかぼちゃです。ですが、ひょうたん型をしているモノに磁石のように吸い寄せられる習性をもっている私には、そのまま通り過ぎることができませんでした。
このバターナッツかぼちゃは、今が旬。年中売っているわけではありませんから、見かけたらぜひ買い求めてみてください。日頃から「ひょうたんが好き」と周囲の人々に言いふらして生きている私は、以前からこのかぼちゃをいただくことが多く。最初はどうやって食べたらいいのかなと思ったのですが、最近はすすんで買います。だって、おいしいんですもん。
おすすめの料理はなんといってもクリームシチューです。市販のルウを使って、玉ねぎと、じゃがいもと、このかぼちゃだけで野菜のシチューを作るのです。ほのかな甘みがあって、簡単なのに大満足できます。
ちなみに、このかぼちゃのタネとワタは、下のふくらんだところにかたまっていて、上部にはタネはありません。同じくひょうたん型をした京野菜の鹿ケ谷かぼちゃも、タネとワタは下のふくらみ部分にかたまっています。
実はひょうたんも同じで、鶴首やロングハンドルディッパー(アメリカひょうたん)のようなふくらみが1つの品種はタネが下の方にだけかたまっています。なぜそうなっているのか?よくわかりません。不思議です。
今日は、バターナッツのほかに冬瓜も一緒に買ってしまいました。だって冬瓜は「マクラ」という品種のひょうたんに似ているんですもん。つまり、冬瓜も私の目にはひょうたんに見えるのでした。
ウリ科植物がごろごろ八百屋に並ぶ季節って、本当にいいですね。