ひょうたんせんぱいに会いたくて/和歌山・上富田探訪(1)

by 丸黄うりほ 

①食料を探してたまたま入った「コーナン」で……(撮影:フェイ・ターン)

②「ひょうたんせんぱい」と運命の出会い!

③せんぱいグッズがキラキラと並んでいます(撮影:フェイ・ターン)

④「ひょうたんせんぱい」バッヂ、キーホルダー……

⑤「ひょうたんせんぱい」ミニタオル

⑥クールで優しいせんぱいの眼差しに、魂を吸われました

⑦素敵なカボチャに目を細めるうりほ(撮影:フェイ・ターン)

⑧ひょうたん型カボチャも衝動買いしてしまいました

ついに行ってきました!「ひょうたんせんぱい」に会いに、和歌山へ!

きょうからしばらくは、和歌山県西牟婁郡上富田町への旅のレポートをお届けします。

同行くださったのは、ヒョータニストのフェイ・ターンさん、杉浦こずえさん、コンさんです。私たち4人は大阪・なんば駅近くのファミレスで集合し、フェイ・ターンさんの愛車であるひょうたん色(緑色)のハスラーに乗って一路、和歌山へと向かいました。

この「ひょうたん日記」で、初めて上富田町のことを紹介したのは2022年1月7日(670日目)。上富田町出身の方に、氏神である「八上神社」の絵馬が本物のひょうたんであることを教えていただいたのが始まりでした。調べてみると、上富田が大変なひょうたん推しの町であることがわかったのです。

さらに、2023年3月8日(943日目)には、フェイ・ターンさんが道の駅で「ひょうたんせんぱい」の看板に出会ったことを紹介しました。「ひょうたんせんぱい」は、上富田町のマスコットキャラクターです。ちょっとクールで、優しくて頼りになるせんぱいは、悩みを相談すると頭の栓を抜いて吸い取ってくれるらしい。

上富田町には大規模なひょうたん農園もあると聞いていたので、「夏の間に行きたいね」と言っていたのですが、のんびりしていたらあっという間に9月。ひょうたん栽培が終わっているかいないか、ギリギリの日程になってしまいました。

出かける前に地図で調べてみると、「八上神社」、ひょうたん農園、ひょうたんモニュメントのある「深見橋」などの見所はすべて同じ上富田町の「岡」という地区にあるということがわかりました。ならば、まず目指すべき聖地はそこだというわけで、ナビに入力。ちょうど到着時刻が正午ごろになりそうだったので、昼食はどうする?という話になったのですが、地域に一軒だけ中華料理店があり、そこでとろうということになりました。

大阪から2時間半ほどかかって、ようやく上富田に到着!中華料理店の駐車場に車を入れて、さあご飯だー!という喜びもつかの間。なんと店は閉まっていました……。

しかし、周囲には他に飲食店がありません。というか、コンビニすら見当たりません。しかたなく岡地区を抜けたら、ホームセンターの「コーナン」がありました。ホームセンターだけど、もしかしたら弁当くらい売っているかも?

そんなうっすーい期待を抱いて、私たちはしょぼしょぼと中へ入りました。

そこで……、なんといきなり私たちは出会ってしまったのです。「ひょうたんせんぱい」に!

店内に「ひょうたんせんぱい」のノボリが立っているのを一番に見つけてくれたのは、フェイ・ターンさんでした。ノボリのそばには、せんぱいグッズがキラキラと並んでいました……。

「ひょうたんせんぱい」のミニタオル、シール、バッヂ、キーホルダー、マグカップ、コースター……。

隣には白浜のキャラである「しらぺん」グッズも並んでいましたが、ヒョータニストたちが目を輝かせて手に取ったのは、「ひょうたんせんぱい」グッズのみでした。当然ですよね。

私は、後で回る予定にしていたJR朝来駅の観光案内所や道の駅にもグッズはあるだろう、旅の帰りに買えばいいやと思っていたのですが、旅の最初にいきなり出会ってしまい、正直面食らいました。しかも、食料を探してたまたま入った「コーナン」で出会うとは……。

しかし予定は未定。「ひょうたんせんぱい」の優しい眼差しに、私の魂はすっかり吸い取られてしまいました。ミニタオルとシールとマグカップとコースターをつかんで、ふらふらとレジへ向かってしまったのです……。

今から思えば、この衝動買いは大正解でした。とにかく、今回のこの旅は「まったく予定通りにいかない」「意外だらけ」の旅になったのです。

私はせんぱいグッズの他に、ひょうたん型にひかれてつい「コーナン」でカボチャも購入してしまったのですが、こちらの衝動買いはちょっと余計だったかもしれません。

(1067日目∞ 9月28日)

*明日に続きます