我が家のベランダでも…カメムシ大発生!
by 丸黄うりほ
昨日の朝、オオナガユウガオ「トラヤヌス」の葉を観察していたら、鮮やかな緑色の甲虫がとまっているのに気がつきました。
もしかしたら、ひょうたんの大敵であるウリハムシだろうか?
ウリハムシは茶色をしたものが多いのですが、以前なにかで緑色のものも見かけたような気がしました。しかし、この虫は1.7センチくらいあるが、ウリハムシは1センチくらいのものが多い。そして、何より葉に喰いあとがないから、ウリハムシではないかもしれない。
そう思って「トラヤヌス」の蔓に目を戻すと、なんと!
ヤツは1匹だけではなかったのです……。最初に発見した葉の近くの蔓や葉に、わさわさと4匹はいました。私は台所へ戻り、ゴミ箱からペットボトルを引っ張り出して中に少々残っていたミルクティーを洗い出し、ラベルをはがし、それを再び持ってベランダに出て、戦闘態勢に入りました。
ペットボトルの口を向けると、そいつらは大変素直に中へ入ってくれました。ひとまず4匹を捕獲して、葉をもう一度チェック。きっとまだいるだろう、茂みに隠れているに違いない。まったく困ったものだ……。
そう思いながら、私はたまったゴミを捨てに階下のゴミ捨て場へ向かうことにしました。玄関を開けて、外へ出ると……。
マンションの廊下にも緑色の甲虫が!
しかも1匹ではありません。あちこちにいる!
いったいこれはどうしたことだろう?我が家のユウガオについたウリハムシがこんなところにまで来てる?私はもしかしたらマンションの人たちに盛大な迷惑をかけているのだろうか?
そう思いながらエレベーターで1階に降りました。すると、緑色の甲虫は1階にもいました。ゴミを捨てて、念のため7階と9階(我が家は8階なのです)の廊下も見に行ったら、そこにもいっぱいいます!
そいつらの状態を見て、私はこれはウリハムシではなくてカメムシなんじゃないかと思いました。ウリ科植物のないところにこんなにたくさんのウリハムシは棲息できないだろうと思うのです。
自分の部屋にもどり、ネットを検索すると「カメムシ大発生!」というワードがざくざく出てきました。京都で大発生しているというニュース。関空で、大阪駅で見かけたというポストもありました。近畿地方だけかと思うと、なんと全国的に大発生しているらしい。
カメムシはさわるとパクチーのような臭いを出します。植物に対する害も深刻で、特にコメ農家の大敵らしい。果実の場合は液を吸い取るらしく、被害植物のリストにウリ科のゴーヤが入っていました。つまり、ユウガオやひょうたんの果実も吸われる可能性があるわけです。
現在、我が家の「トラヤヌス」の葉は、ウリキンウワバに喰われ、うどんこ病に冒され、ゴマみたいなアブラムシにもたかられています。さらには、老化や栄養不足で黄色い葉も増えてきています。農薬や活性剤などいろんな薬が本当に必要になってくるのは人間と同じく、中年以降。「トラヤヌス」も、まあ年をとったなということだと思います。
今朝、再び葉をチェックしていたら、またしてもカメムシ発見。ペットボトルで簡単に捕獲できるのですが、やはり虫がつくのは嫌ですね。
(1065日目∞ 9月26日)