オクテのひょうたんたちにエールを送ります!
by 丸黄うりほ
我が家で作った千成ひょうたんの苗を、5月に3つ引き取ってくださった大阪市の西山朝子さんから初めての栽培報告がありました。
千成ひょうたんたちは、韓国のバラエティ番組『ユンステイ』の出演者から名前をもらい、それぞれ「パク・ソジュン」「チェ・ウシク」「チョン・ユミ」と名付けられて大切に育てていただいたようです。
苗の時点ではいちばん強そうに見えていた「パク・ソジュン」は、葉っぱの先が茶色くなる病気にかかって、かなり小さくなってしまったとのこと。葉が茶色くなるのは、何かの栄養素の欠乏症か、または強い日差しによる日焼けかもしれません。西山さんのベランダは日差しも風も強いそうなので、この夏は暑すぎたのかも。
「チェ・ウシク」と「チョン・ユミ」は、青々とした葉をつけて今も頑張ってくれているようです(写真①②)。じつはひょうたん栽培の最適気温は25℃から30℃といわれていて、9月がまさに適温。「ウシク」と「ユミ」の葉はとても元気そうですから、きっとこの子たちはオクテなのだと思います。2苗とも雌花が少なく、なかなか結実に至らないようですが、酷暑が過ぎ去ったこれからの時期こそ頑張ってくれるのではないかと思います。フレーフレー「ウシク」&「ユミ」!
続いて、小野市のおーさきさんの庭から現在の様子をお伝えしましょう。
写真③は、一寸豆ひょうたんの「イッスン」「ドースン」「ドナイスン」です。いまのところ3苗で合計13個の実をつけました。また、写真④は、千成ひょうたんの「その他」たちで、合計17個の結実。すだれに這わせた蔓と葉がとてもきれい!まさに日本の夏という感じがしますね。
気になる謎の実「サザエさん」も元気にしているようです(写真⑤)。この「サザエさん」、おーさきさんは千成ひょうたんの苗だと思って育てていたのに、実ができてみるとなんか違う?濃い緑色に白班のはいったこの特徴的な容姿は、東大阪市のフェイ・ターンさんのところから来た「えせUFO」こと「波平」の実にそっくり!ということで「波平」の遺伝子を継いだひょうたんであろう。そして、たくさん実ができたら、サザエさん一家になるであろう……。そんな期待を一身に集めているのですが、今のところサザエさんは一人っ子のよう。
さて、その「波平」を生み出した、フェイ・ターンさんの畑からも最新の状況をお伝えしましょう。
写真⑥は、千成ひょうたん収穫第一弾チーム11個。水浸けも乾燥も終わって、つるつるすべすべの素ひょうたんとして完成しました!
そして写真⑦は千成ひょうたん収穫第二弾、15個です。こちらも色白でつるつるの美肌揃いですね。形もフラスコ型から極小サイズまであって楽しい!おめでとうございますー。
最後の写真⑧は現在の畑のようす。オクテのひょうたんたちが、まだまだ実り続けています。この実はウリキンウワバに食われて、表面に地図模様がついてしまっていますが、そんなものには負けていられません!個性派揃いの後成りひょうたんたちこそ愛おしい。フレーフレー!応援していますよ!
(1062日目∞ 9月21日)