オオナガユウガオ「トラヤヌス」ついに六瓢に!
by 丸黄うりほ
ここ数日、私は外出つづきであまりじっくりとベランダの様子を観察していなかったのですが、オオナガユウガオの「トラヤヌス」は、また蔓が伸び出して、緑色をした葉がわさわさと茂ってきました(写真①)。
白い花もあいかわらずちらほらと咲いています(写真②)。特に今年は雌花が多い。雄花と雌花の両方が咲いている日は、どれだけ疲れていても懐中電灯をつけて受粉作業をして、ジョウロ4杯ぶんの水をやる。それが終わったらくたっと寝てしまう。しばらくそんな日が続いていました。
で、……今朝のことです。ベランダの外に向かってずいぶんと伸びた蔓を見ていたら、葉のすきまに実らしきものが?
見間違いかと思うほど、見にくい場所でしたが、なんと30センチほどに成長した6個目の実がいつのまにかできていました!バタバタとしていた数日、私がまったく気がつかない間に!
これでついに縁起のいい6ひょうたん。六瓢(無病)になりました。うれしい!
私が去年同じベランダで栽培した千成ひょうたん「ネルウァ」は、小さな実がたくさんできる品種でしたので、花が咲いたらせっせと受粉作業をして、それがどんどん実になっていきました。何個できたか途中でわからなくなって、数えるのをやめたくらいたくさんの実がつきました。
ところが今年のオオナガユウガオ「トラヤヌス」は、受粉しても雌花の子房がほぼふくらんでこない。それでも10個の雌花のうち1、2個程度はふくらむのですが、15センチくらいで成長がとまってしまう。そして、やがて茶色くなってしぼんでしまうのです。ほとんどの雌花がそんな感じで“流産”するなか、たまたまうまく実になれたものは栄養分を独占して、びっくりするほど大きな実になりました。
写真③は、6月末に生まれた「トラヤヌス1号」。長さ60センチあります。表面の色はかなり白っぽくなってきました。そろそろ収穫も可能かもしれません。写真④は7月にできた「2号」で、こちらも60センチほど。「1号」よりも細身で、先がちょっと曲がっています。写真⑤のラティスの隙間に見えているのが「3号」。ベランダの外にできているので正確な大きさはわかりません。これも7月にできました。
8月は一つも結実せず、もしかしてこの大きな実3個で終わりかなと思っていたら、写真⑥の「4号」と写真⑦の「5号」が9月に入ってから続いて生まれました。「4号」は現在45センチ、「5号」は30センチ。「5号」はずんぐりとしていて、ツボ型に近い形をしています。やはりラティスの外側にできていて写真は見にくいですが。
そして、新たに結実した「6号」が、写真⑧です。現在30センチほどでヘチマのような形と大きさです。
この「6号」。困ったことに「3号」のすぐ近くにできています。かろうじて「3号」はベランダの淵に引っかかっているのですが、「6号」がこのまま成長すると重みでベランダから飛び出してしまうかもしれません。6個目ができたのは本当にうれしいですが、強風や台風がきたら危ないなぁと思います。
(1061日目∞ 9月20日)