ひょうたん英才教育と大人の自由研究

by 丸黄うりほ

①「むらさきMUSICラボ」で子どもさんが作ったひょうたんランプ

②こちらは、ひょうたん笛。どうやって鳴らすのかな?

③こちらの動画で聴いてみてください

④私が栽培した鶴首ひょうたんが、真理さんの手でマラカスシェケレに!

⑤ヤマミーさんの庭で咲くタチアオイの花(昼)

⑥そして、こちらはひょうたんの花(昼)

⑦タチアオイの花は4、5日間、夜も萎まず咲き続けることがわかりました

⑧ひょうたんの花が輝くのは夕方から夜にかけて

 9月になってしまいましたが、きょうは夏休みの工作と自由研究の発表をしたいと思います!

まずは国分寺市のヒョータニスト、坂本真理さんからいただいた話題です。

真理さんが営む「むらさきMUSICラボ」では、8月に親子や子どもたちがひょうたんを使って思い思いの工作をする「ひょうたんの日」を設けたそうです。

真理さんによると、ひょうたん工作は「むらさきMUSICラボ」が幼稚園だった時代に子ども用のビリンバウを作ったのが最初で、3年前にはシェケレを作り、昨年はウォーターボールやランプを作ったのだとか。そして、今年はなんでも好きなものを作ってみようということにしたそう。

写真①は、その「ひょうたんの日」に参加した子どもさんが作ったランプです。ひょうたんの上のふくらみと、下のふくらみに違う顔がついてて、何か面白いですね。写真②はひょうたん笛。これをどうやって鳴らすのかは、ぜひ③の動画をご覧ください。とても楽しそうです。まさにひょうたん英才教育。こんなワークショップに参加できる子どもたちやお母さん方が本当にうらやましい!

さらに、「ひょうたんの日」とは別になるのですが、私がお送りした鶴首ひょうたんを真理さんはマラカスシェケレにしてくださいました。このひょうたんは近々アルゼンチンに渡ることになるかもしれないらしく、作る工程も動画にして残されたとのこと。その動画も見せてくださいました(④)。このようにどんどん楽器が誕生している「むらさきMUSICラボ」。本当に素敵なひょうたんプレイスです!

続いては、和泉市のヒョータニスト、ヤマミーさんからいただいた「大人の自由研究」の話題を紹介しましょう。

ヤマミーさんは、奈良・平安時代の七夕の宮中行事であった「相撲節会(すまひのせちえ)」に数年前から関心をもっておられました。というのも、「相撲節会」では、東の力士が勝つとタチアオイの花、西の力士が勝つとひょうたんの花を髪にさして退場し、その花と交換に褒美を受け取ったとウィキペディアに記述があったから。

日中咲くタチアオイと夕方咲くひょうたんを陰陽の象徴としたのではないか。「相撲節会」は何時ごろに行われていたのか。両方が咲きそろう時刻だとしたらいつごろなのか。

……それらの疑問を、実際に両方の植物を育てて探ってみようとヤマミーさんは考えました。やってみてわかったのは、ひょうたんは一夜限りの花ですが、タチアオイは4、5日咲いている花だということ。

「相撲節会」が行われていた旧暦の七夕は、新暦でいうと今年は8月22日だったそうです。そこで、その日ヤマミーさんはnoteに「瓢箪の花・タチアオイの花」と題した「大人の自由研究」をアップされました。(こちらnoteへ

結果からいうと、今年も二つの花がヤマミーさんの庭で咲きそろうことはなかったそうですが、それぞれの花を写した写真がとてもきれいなので、ここにもアップさせてもらいますね。(写真⑤⑥⑦⑧)

(1051日目∞ 9月5日)