長めの写真説明と今週のひょうたん事情
by 奥田亮
この週末は、近年稀に見る忙しさに見舞われました。8月4日(金)夜、スワロー亭にて医療人類学者の磯野真穂さん他をお招きして講演会を開催。翌5日午前中は、図書館で「本をつくるワークショップ」の講師。その夜にはスワロー亭にてEtt(エット)のライブイベント。翌6日は朝7時から自治会のお盆のお祭り「お花市」の準備で、通りにぼんぼり提灯の設営。終わったらスワロー亭で開催する「レトルトカレー・パッケージ展」の展示設営。
たまたまとはいえ、イベントや行事が重なってしまいました。それぞれに楽しく意義深く、充実した時間を過ごしたのですが、一つひとつ説明すると、それぞれに連載1回ずつの紙幅が必要になりますので、今回は長めの写真説明でご容赦ください。それにしても、準備、打ち上げ、後片付けなど含めるとヘトヘトになってしまいました。無理は禁物ですねー。
さて、「でれろん暮らし」は丸黄うりほさんの「ひょうたん日記」の支流という立場を忘れてはいけません。いや、いけないということはないと思いますが、まあ一応そういうことで、今週のひょうたん事情をお知らせいたします。
コトブキ1号と3号は、その後も少しずつ大きくなっていて、1号は体長29cm、3号は24cm、体長もさることながら、胴回りが大型品種らしい風格を見せ始めました。残念ながら上半身の成長は良くなくて、特に3号は、ヒョウタン型であることをすでに放棄しています。養分が十分に行き届かなかったのでしょう。とりあえずこのまま崩壊せずに育ち切ってくれるのを願っています。
2つ結実していたのを思い切って1つ摘果したプランターの「大寿」、あまり調子が良くありませんでしたが、案の定、先週完全にしぼんでしまいました。しぼんだ翌日ぐらいにまた1つどうも結実したようで、雌花が少しぷっくりしてきました。数日経つと少し大きくなって表面もテカってきました。ただ、不思議なのはその雌花が咲いたときにどこにも雄花が咲いていなかったのです。もしかしたらこの雌花も早晩しぼんでしまうかもしれませんが、しばしの期待を楽しむことにします。でれろん。
(1035日目∞ 8月7日)
- 奥田亮 ∞ 1958年大阪生まれ。中学生の頃ビートルズ経由でインド音楽に触れ、民族音楽、即興演奏に開眼。その後会社に勤めながら、いくつのかバンドやユニットに参加して音楽活動を続ける。1993年頃ひょうたんを栽培し楽器を作って演奏を始め、1997年「ひょうたんオーケストラプロジェクト」結成、断続的に活動。2009年金沢21世紀美術館「愛についての100の物語」展に「栽培から始める音楽」出展。2012年長野県小布施町に移住し、デザイン業の傍ら古本屋スワロー亭を営む。2019年還暦記念にCD『とちうで、ちょっと』を自主制作上梓。