勢いで小さい実を切り落としてしまいました

by 奥田亮

コトブキ1号(体長26cm、7月29日現在)

コトブキ3号(体長17cm、7月29日現在)

摘果した実、ああ…。

お暑うございます、とごあいさつに言うのも憚られるような殺人的な暑さが続いておりますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。

先週はひょうたんが無事結実し、摘果するかどうか、悩んでいるところで終わりましたが、原稿を送ったあともう一度「大寿」を見に行ったら、急に「あ、摘果しちゃおう」という気になり、勢いで小さい実を切り落としてしまいました。同じ蔓にできた2つの実は、ほぼ同時期に着果したにも拘らず、成長度合いに大きな差ができていたので、これはどちらか1つに絞った方がいいよね、という声がどこかから聞こえてきたのでした。大寿にはもう1つ結実した実があり、これは最初の実ができた蔓からかなり離れたところにできていて、そこそこ成長もしていたので残すことにしました。

摘果が奏功したのか、残った2つの実は順調に大きくなり、現在最初の実(コトブキ1号)は体長26センチ、少々形がイビツで表面に傷がありますが、愛瓢会に出品するわけでもないので問題ありません。この先、もう少しは大きくなると思いますが、タネ袋に書かれていた「胴回り1メートル」にははるかに及ばないと思います。まあ今回はこんなところでしょう。念のため落下防止に網で支えました。

残したもう1つの実(コトブキ3号)が現在体長17センチ。こちらは上半身があまり大きくならず、下半身ばかりが成長してひょうたんらしからぬ形になってきました。上半身を虫に喰われたのが原因なのかしら?

プランターに植えた大寿も小さな実が2つ結実していたのですが、こちらも思い切って1つ摘果してしまいました。これで大きくなるのでは、と期待していたのですが、毎日眺めていても、どうも大きくなる気配がありません。結実当初の元気のよさそうな表面のテカリもなんだかなくなってきているような気がします。もしかしたらこのまま萎んでしまうかもしれません…。最初から葉っぱの様子がおかしく、緑が濃くてくしゃくしゃっと縮れていたので変だなと思っていたのでした。病気かもしれませんね。

あと2苗「UFO」があるのですが、こちらは植えたのが少し遅かったこともあって、どちらもまだ雌花を見かけません。雄花は少し咲きはじめているので、もう少し先でしょうか。焦らず待ちましょう。

笹久保伸ライブ@スワロー亭(撮影:中島敏子)

さて、スワロー亭は本屋ですが、音楽ライブをよく開きます。昨秋来しばらくやっていなかったのですが、7月23日に久しぶりにギタリスト笹久保伸さんのライブを開きました。笹久保さんのライブは、2021年から毎年開催し、今回で3回目。回を重ねる度に音の純度と深度が上がっているように感じる素晴らしい演奏でした。約90分のステージ、アンコールが終わってもなかなか席を立たないお客様がおられ、「?」と思っていたら、余韻に浸っていて、なかなか席を立てなかったとのこと。圧巻でした。

気がつけばスワロー亭のイベントは時期が重なってしまい、8月4日には医療人類学者・磯野真穂さんとチベット医で森のくすり塾主宰・小川康さんをお招きした小さな講演会、8月5日には、唄とギターのデュオETT(エット)さんのライブ、8月6日からはレトルトカレーパッケージ展を開きます(詳細はスワロー亭Instagramへ)。お近くの方がおられましたらぜひ、でれろん。

ETTライブの告知ビジュアル(デザイン:奥田)