オオナガユウガオ「トラヤヌス」すねと二の腕が出現
by 丸黄うりほ
前回(7月18日)の「ひょうたん日記」から1週間。午後になると西日が照りつける我が家のベランダは、少し窓を開けるだけで頭がボーッとしそうな熱気。テラスをちょっとさわってみると「あつっっっ!」、冗談ではなく、ちゃんとした卵焼きが作れそうな熱さです。
そんな過酷な環境で、オオナガユウガオの「トラヤヌス」は頑張っています。頑張ってはいるのですが、暑さが限界を超えているのか、夕方5時ごろになると葉っぱはしおしお。さらに、毎日のように、数枚の葉が白くなり、または黒くなって焼け、枯れ果て、再起不能に……(泣)
葉にもベランダにも水打ちをし、プランターにたっぷりと水をやり、陽が沈みはじめると、生き残った葉はふわーっともとにもどっていきます。でも、こんなことを続けていると身体にいいわけないですよね。遮光ネットをつけてやるといいのかなと思うのですが、我が家の環境でどうやってつけたらいいのか……。まずはそこから考えねばなりません。
そんなわけで、前回もしかしたら実になりそう?と報告していた、仮4号、仮5号、仮6号は結局すべて実になれずしぼんでしまいました。体力の限界ということなのでしょう。(写真①)
しかし、先行の3個の実は、その分の栄養を独占するように、ぐんぐん大きくなってきています。写真②③は、2番目にふくらみだした「トラヤヌス」2号です。写真に撮ると、大きなキュウリみたいでいまいちパッとしませんが、実物はかなり存在感があります。測ってみると、長さ60センチありました。
写真④は、3番目にふくらみだした「トラヤヌス」3号です。こちらはベランダの外側にできているためサイズを正確に測ることができません。目測では40センチほどになっているように思われます。
そして、写真⑤が最初にふくらみだした「トラヤヌス」1号です。こちらは成長がだいたいストップし、実の大きさが定まってきました。現在長さ65センチ、胴回りは50センチほどです。
「トラヤヌス」1号も2号も、持ってみると……重い!どちらも地面にお尻がついています。これほどの重さを蔓だけで支えるのは到底無理だと思いますので、この状態で育ってよかったと思います。
前回の日記では、「トラヤヌス」1号の形と大きさが人間の太もものようだ……と報告していたのですが、1週間たって、太ももはさらに太くたくましくなりました。そして、2号はといえば、太さも、形も、うっすら毛の生えているところまでが、まるで人間のすねのようです。そう考えると、3号は二の腕くらいはありますね……。
(1027日目∞ 7月25日)