新しく咲く花はどんどん摘んでいっています
by 奥田亮
先週の月曜日は「海の日」ということでお休みをいただいておりましたが、海の日の前日7月16日には、小布施町で恒例の「小布施見にマラソン」が開催されました。今年で20回目となるこのマラソン大会は、町内のふだん観光のお客様が滅多に通ることのない路地や農道や川の土手などを走るハーフマラソンで、歩いても完走できるぐらい制限時間もゆるく、町をゆっくり見ながら走ってくださいということで、「ミニ」ならぬ「見に」となっています。
そんなゆるさゆえ、仮装を競って集団で走るチームもあり、沿道では町民が声援だけでなく、果物や飲み物を配ったり、音楽を演奏したりとお祭り騒ぎになります。人口1万1千人の町に8千人のランナーが集うので町は前日から大にぎわいです。ただ、この真夏の一番暑い時期の開催ということで、スタートは朝の6時! 走る人も準備する人も応援する人も大変です。今年はそれでも気温がぐんぐん上がり、途中で制限温度を超えたので「走らないでください」と指示があったそうです。
と、さんざん説明させていただいたのに写真が1枚もありません。朝の6時から応援なんて、とてもいけませんよ。以前はそれでもがんばって沿道で手を振ったり太鼓を叩いたりしたこともあったのですが、もういいかな…(笑)。当日の様子は大会のホームページをご覧ください。趣向を凝らした仮装は見応えがあります。(こちらは2022年の仮装。2023年ももうすぐ公開されるかな?)
さてそんな中、ひょうたんさまはというと、なんと「大寿」の授粉に成功しました。大型品種だけに雌花はつぼみの時からすでにぷっくりと大きく、えっもう受粉したのかなと勘違いするほど。さすがです。現状、地植えから3つ、プランターから2つが着果しています。雄花もたくさんは咲かなくてほぼ一晩に一組だけチュッチュさせたので、うまくいったのかどうか心配していたのですが、日に日に大きくなり、表面にテカリが出て来たので大丈夫なようです。7月22 日現在、一番最初にできた実は体長17センチ。次にできたのが7センチ。
受粉を確認してからは、新しく咲く花はどんどん摘んでいっています。これまで、花を摘んでしまうということはしたことがなかったので、ちょっと悪いことしてるみたいな気になってしまいましたが、大きくしっかりと成長させた実ができれば、その中に大量のタネができ、また来年に繋がると考えると、逆にその方がいい面もあるのかもしれません。
さて、ここからが悩みどころ。当初の計画通り今年は大きな実を作るということなら、実を1つにしぼった方がいいとは思うのです。でも、ここまで大きくなってから摘果するって…、でも、すでに成長に差が出てきてるしなあ…。でも、ああ、でも、あああ、どうする? でれろん。
(1025日目∞ 7月24日)