もひとつ、ひょうたんなお心遣いがうれしい

by 丸黄うりほ

①ユウガオ(ひょうたん)の花は、朝ドラ『らんまん』のヒロイン、寿恵子の象徴らしい

②「ひょうたんカフェ」の「るり織り」ブローチ 

ついに長い梅雨が明けました。みなさま、暑中お見舞い申し上げます。子どもたちは夏休みに突入ですね。いい思い出がたくさんできますように!

さて。きょうも昨日に続いて、ありがたいひょうたんなお心遣いについて記しておきたいと思います。

6月29日の「ひょうたん日記」で、NHKの朝ドラ『らんまん』にユウガオの花が登場したことを書きました。しかも、ユウガオは主人公・槙野万太郎≒牧野富太郎の妻であるヒロイン寿恵子≒壽衛(スエ)の象徴であり、それまで敵対関係にあった徳永助教授と主人公の関係が好転するきっかけにもなる、物語のなかで大変重要なポジションを担う植物であるということもわかりました。

花形文化通信の塚村編集長も、『らんまん』にユウガオが出てくるということで気をつけて番組を見ていたそうです。すると、寿恵子の部屋にある鏡台がちらっと映り、よく見ると……。なんと、そのカバーがひょうたん柄で、鏡台の前においてある化粧水のボトルらしき容器もひょうたん型をしている!

最初に気が付いたのはユウガオがテーマの6月ごろだそうですが、その後、物語の舞台が土佐に移ったりしてなかなか確かめることができず。しかし、最近また新居の様子が映り、結婚した後も寿恵子が同じ鏡台を使っていることが確認できたそうです。

しかも、嫁入り前の「寿恵子の部屋」が、NHKのウェブサイトの「バーチャル背景ダウンロード」のページから壁紙としてダウンロードできるという情報もくださいました。私もアクセスしてダウンロードしてみました。確かに!ひょうたん柄の鏡台カバーと、ひょうたん型の化粧水ボトルがはっきりと映っています!

NHKでは、2022年から放映が開始された『おかあさんといっしょ』の人形劇『ファンターネ!』の主人公の一人にも、ひょうたんのキャラクターである「やころ」が登場しており(「ひょうたん日記」712日目)、「もしかしたら、NHKって今ひょうたん推しなのでは?」という疑惑が……。

「それはない」と塚村さんはバッサリ。ですが、「塚村さんも、ひょうたんのことを気にかけてくださっているんだなぁ……」と、私は改めてしみじみしてしまいました。

塚村さんには、春ごろに「ひょうたんカフェ」のブローチもいただきました。「ひょうたんカフェ」というのは、名古屋市中村区で福祉事業を行うNPO法人が営むカフェで、ひょうたんという名は中村区が豊臣秀吉(千成ひょうたんの馬印で有名)生誕の地であることからつけられたそうです。

このブローチは、「ひょうたんカフェ」のるり子さんという方が織る「るり織り」でつくられています。いろいろな色、風合いの糸で織られたブローチがあったそうですが、私のペンネームである「丸黄」にかけて黄色のものを選んでくださったのだとか。

調べてみると、名古屋市中村区には「ひょうたんを町の名物にしたい」という動きがあるようで、「ひょうたんカフェ」以外にも、いろいろとひょうたんに関連したものが出現しているようす。

近いうちに中村区ひょうたんツアーをしなければ!

塚村さん、ありがとうございました!

(1024日目∞ 7月21日)

※次回1025日目は奥田亮「でれろん暮らし」7月24日(月)にアップ。

1026日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、7月25日(火)にアップします。