ひょうたんなお心遣いがうれしい
by 丸黄うりほ
夏空を見ていると、「暑中お見舞い申し上げます」と言いたい気持ちが入道雲のようにむくむくと沸き起こってきます。しかし、今年はまだ梅雨明け宣言が出ていないそうですね。(追記:本日11時ごろ、中国・近畿・東海地方が梅雨明けしたという気象庁の発表があったようです)
暑中見舞いは小暑(2023年は7月7日)から立秋の前日(2023年は8月7日)までに送るのがよいという説と、梅雨明けから立秋の前日までに送るのが正しいという説があるようです。大暑が今年は7月23日なので、その前後ならいいのではないかという気もします。
少し前に、姫路市にお住いのRSさんが、とても素敵なひょうたんの絵葉書を送ってきてくださいました。メッセージは葉書に直接書かず、別にしたためて、わざわざ封筒に入れて。RSさんは私の学生時代の友人で、結婚して姓が変わり、姫路に住まいして久しいのですが、旧姓が私の本名と同じなのです。そして、その名前と同じ名の文房具店が、たまたま姫路にあったらしく、そこでこの葉書を見つけたそうです(写真①②)。
和紙と金色の箔押し印刷で表現された6個のひょうたん。涼しげな色合いで、まさに暑中見舞いにぴったりの意匠ですね。あまりにも素敵なので、出さずにいつまでも手元に置いておきたくなってしまいますが……。
姫路は、大阪市内に住む私にとっては遠くないけれど近くもない、微妙な距離感のある土地で、RSさんにとってもそうなのかもしれませんが、何年もリアルで再会したことはありません。しかし、この「ひょうたん日記」は最初の頃からずっと読んでくださっていて、ときどきひょうたん情報をくださったり、ひょうたんグッズを送ってきてくださったりするのです。
細くても、長いおつきあい。いつも、ひょうたんのことや、私のことを気にかけてくださっているのを感じて、じんわりとうれしいです。RSさん、どうもありがとうございます。
(1023日目∞ 7月20日)