ひょうたんパラダイス①ヤマミーさんのお庭
by 丸黄うりほ
③「し」の字の形をした実。可愛いですね!
⑤こちらは、百成ひょうたんのプランター2つ
受粉に成功したひょうたんは、表面がつるつるピカピカ光ってきます。そして、うまくいけば、ピカピカを維持したまま、ぷくぷくふくらんで大きな実になります。緑色をした若い実、しかしもう赤ちゃんではない大人の実です。
そんな艶やかひょうたんの実がいっぱいぶら下がったひょうたん棚は、ひょうたん好きが夢に見る天国。葉も青々とし、病虫害も少ないこの時期はひょうたんが最も美しい季節です。きょうと明日は、そんなパラダイス映像をみなさまにプレゼントしましょう!
本日ご紹介するパラダイスは和泉市のヤマミーさんのお庭のようすです。ヤマミーさんはひょうたん栽培3年目。今年は千成、百成、オオナガユウガオの栽培に挑戦。毎年丁寧に手入れされていて、蔓の仕立て方も美しい。そして、常に何かチャレンジや工夫をされているので、私も大いに勉強させていただいています。(5月26日のタチアオイとひょうたんや、2月10日のまねしたくなる!工作など)
さてさて。写真①②③④は、オオナガユウガオです。大きな実がごろんごろんとぶら下がっていて、もうたまりませんね。
オオナガユウガオの栽培は、私も今年初挑戦中なのですが、かなり難易度が高いと感じています。しかし、ヤマミーさんはすでに3個もならしておられます。写真①では4個なっているのが見えますが、このうち1つはその後しぼんでしまったらしい。真ん中の実は下半身が大きめで細長いツボのような形ですね。
写真②の実は、なんと50センチに達したそうです。ゆるやかにカーブを描く形が、とてもいい感じです!写真③の実は「し」の字のような形。どの実もまだ成長途中だと思いますので、どこまで大きくなるか、最終的にはどんな形になるか、本当に楽しみです。
ヤマミーさんのオオナガユウガオは蔓の仕立てもお見事(写真④)。百成ひょうたん(写真⑤)と千成ひょうたん(写真⑥)にも共通しているのですが、今年は蔓を伸ばしすぎず低めに栽培されているようです。
ひょうたんの蔓は自由にさせておくとどんどん伸びます。手が届かないほど高いところまで行ってしまうと受粉作業ができなかったり、病気にかかっても処置できなくなってしまう。蔓の誘引や脇芽カットなどをこまめに行い、丁寧にお手入れされていることが写真から伝わってきます。
その百成ひょうたんも、次々に実ができています(写真⑦)。手前に写っている実は、口部が長くてウエストがきゅっとしまったいい形。そして、フラスコ型の実も見えますね。千成ひょうたんたちは、どれもふわっとしたくびれを持つ、下半身安定型の優しい形(写真⑧)。百成も千成もまだこれから実が増えるでしょう。
ひょうたんだらけのパラダイス映像、いかがでしたでしょうか?見ていると、なんだか心がひょうたんのようにまろやかになったような気がしませんか?
明日もどうぞお楽しみに!
(1018日目∞ 7月12日)