博多←新大阪→東京 大きくなった!ひょうたんたち
by 丸黄うりほ
今年4月から5月にかけて、我が家で発芽させ苗まで育てた千成ひょうたんたちは、おかげさまですべて引き取り手がみつかりました。きょうはそのなかでも新幹線に乗って、遠方のお家にもらわれていった苗のその後を中心に報告します。ちなみに、我が家は大阪市北区にあります。
まず写真①②③をご覧ください。こちらは、新大阪駅から山陽新幹線に乗って博多駅へ。現在、福岡市の中野由紀昌さん宅で育てていただいている千成ひょうたん2苗です。5月26日に引き取ってもらい、定植の様子を6月1日の「ひょうたん日記」で報告してから約1カ月半ぶりの登場です。
もうプランターがみえないほど葉が茂り、花もいっぱい咲いていますね!特に注目してほしいのは、写真③の実の形です。この「ひょうたん日記」をずっと読んでくださっている方なら、去年我が家で育てていた千成ひょうたんの「ネルウァ」の実が、上の膨らみのほうが大きい頭でっかちの通称「たんひょう」タイプが多かったことを覚えてくださっているでしょうか……? このひょうたんの形には、そんな「ネルウァ」の遺伝子がはっきりと感じられます。間違いなく「ネルウァ」の子です。母にそっくりな娘!
福岡県・九州北部は月曜日に大雨警報が出ていましたね。中野さんのお宅は無事だったそうですが、これ以上大きな被害が出ませんようにと祈るばかりです。
続いて写真④は、まさに新大阪駅の近くにお住いのコンさんの千成「ピューター」と「クリート」です。この2苗は5月7日に大阪・北浜で開催した「ひょうたんフェスティバル」で引き取っていただいたもの。「ひょうたん日記」登場は6月14日から約1カ月ぶりです。
前回の写真よりも蔓がさらに伸びて、葉はとても元気そう。ですが、なかなか花が咲かないそうです。よく日に当てて、リン酸・カリ肥料や開花促進ハイポネックスを与え続ければきっと花芽がついてくると思います。頑張ってほしい!「ピューター」&「クリート」!
最後に、写真⑤⑥⑦⑧をご覧ください。⑥は、新大阪駅から東海道新幹線に乗って東京駅へ。現在、国分寺市の坂本真理さん宅でお世話してもらっている千成ひょうたんです。やはり5月の「ひょうたんフェスティバル」で坂本さんの手に渡り、「ひょうたん日記」では6月15日に初登場。2苗のうち1苗だけが生き残り、真理さんのお義母様によって手厚い保護を受けて、ようやく定植にまで至ったことをお伝えしていました。
写真⑤の真ん中に写っているのは、恩人であるお義母様の後ろ姿。そして、もともとこの敷地は幼稚園だったそうで、ひょうたんの蔓が巻きついているのは幼稚園の運動会で使われていたアーチだそうです。⑥を見ると、雌花もついてきているようでよかった、よかった!
写真⑦⑧は、坂本さんのお宅で自家採種したひょうたんです。一緒に育てられているこちらは、すでに実が2個ついていますね。定植時には品種がわからないとおっしゃっていましたが、実の大きさから判断すると百成ではないかと思います。
おーーい!遠くで育つ子たち、みんな元気で頑張ってくれよーー!
(1017日目∞ 7月11日)