トップジンMと噴霧器で菌バスター!
by 丸黄うりほ
葉が全体的に黄色くなり、すっかり老いてしまった我が家のひょうたんウェスパシアヌス。ですが、いちばんの懸念であった蔓割れ病の症状はいまのところ再発せず、なんとか一命を取りとめています。たぶん、殺菌剤ベンレートが効いているのでしょう。神様仏様ベンレート様と呼びたい気分です。
しかし、どれほどいい薬であっても、同じ薬を使い続けていると効かなくなってくるそうです。菌のほうが耐性をもってしまうらしいのです。なので、ときどき別の薬を使ったり、交互に使ったりすると効果が持続するらしい。
そこで、第二の殺菌剤としてトップジンM を使うことにしました。この薬は剪定した葉の切り口に塗るペースト状のものをすでに使ってはいるのですが、今回導入したのは水に溶かして使うタイプ。
ひょうたんのようなウリ科植物に対して、ベンレートは灌注して使うことができるのですが、トップジンM は散布して使わねばなりません。ということは噴霧器が必要だということで、それも購入しました。もともとの土はケチって安いものを使ったのに、今やすっかり高くついてしまいました。
まず、私は朝早く起きました。そして、枯れた葉を剪定。使ったハサミを消毒し、剪定した葉の切り口にはトップジンペーストを塗りました。それから、噴霧器の取扱説明書を熟読。額から塩辛い汗が流れてきます。すでに汗だく。
頭にタオル、口元にマスク、手にはビニール手袋をはめて、粉末のトップジンをじょうろの水に溶かしました。それを噴霧器に慎重に入れて、機械を加圧。いよいよ作業開始です。
1袋ぶん、1.5リットル作った殺菌剤をまくのはなかなか大変でした。ウェスパシアヌス全体に4回くらいかけられたと思います。この時点でもうへとへと。ですが、これで終わりではありません。使い終わった噴霧器を洗浄し、じょうろも洗浄。さらに、着ていたものを全部脱いで洗濯し、自分自身もお風呂に入りました。うちには猫もいるので、農薬によってもしものことがあっては困るからです。
すっかりひょうたんの下僕だなぁと思いつつ、作業がすんだウェスのプランターをよく見ると。
なんと、下の方の蔓に、小さな緑色の葉が出てきているではないですか!
ウェスは生きています。まだ頑張ろうとしてくれています!