新しいひょうたん電子楽器、制作中!
by 丸黄うりほ
ひょうたん日記42日目(5月30日)に紹介した、ひょうたん電子楽器「ひょうたん PKM 」を覚えてくださっているでしょうか? オランダ Error Instruments 社代表のポール・タス氏による「モジュラーシンセ DIYワークショップ@リノベのいばらき」に参加したときに、その場に集まったモジュラーシンセ界隈のみなさんの協力を得て、同社のソーラーテルミンをひょうたんに仕込んで電子楽器にしてしまったという話でした。
その後、私は Error Instruments社のモジュラーシンセも思い切って購入することにしました。そして先週末再び、リノベのいばらきへ。今度は、このシンセサイザーをひょうたんに組み込めないかという相談です。シンセ初心者のくせに、いきなり変なことをしようとしている私。
そんな変なやつの相手をしてくださったのは、神戸に拠点をもつ電子工作ユニット Happy Star Interface のお二人です。
私は購入したモジュラーシンセにひょうたんを着せたら可愛いかなーと思っていました。ものすごく単純に考えていたんですが、お二人の返事は「NO」。それじゃあ面白くないでしょうというわけで、シンセをバラバラに分解して、分解したパーツを本格的にひょうたんに組み込もうということになりました。これは大変だ。
私がおもにやったことは、ひょうたんを切ること。そして、穴をたくさん開けること。ひょうたん楽器(アコースティック)をこれまで数多く作ってきたおかげで、ひょうたんを切ったり、穴を開けたりするときの注意点やポイントだけはわかっているのです。
肝心の電子回路や基盤の処理や半田付けなどのほうは、Happy Star Interface のお二人が、もくもくとこなしてくださいました。お二人は、前回の「モジュラーシンセ DIY ワークショップ」から今までの間に何度もリノベいばらきに通い、ひょうたん電子工作を独自に進め、「音に反応して光るひょうたん」などの試作品も作ってくださっていたのでした。
おとなが集まってひょうたんと格闘。きっとそれは、はたから見たら超シュール……。しかし、さすがにこの1日ではひょうたんシンセ完成には至らず。また近日集まって続きを作ろうということになりました。