回復実験中。メネデールを試してみました。

by 丸黄うりほ

▲肥料でも農薬でもない?メネデール

 

だんだんと葉が黄色くなってきたひょうたんウェスパシアヌス。でも、殺菌剤ベンレートがきいているのか、蔓割れ病の症状はその後強くは出ていません。元気になったとはいえないけれど、なんとか現状維持している感じです。

ここで、ちょっと作戦を変更してみることにしました。

葉が黄色くなったということは、病気の可能性とともに、肥料切れの可能性もあるのです。先週、思い切ってハイポネックスの窒素を含む標準タイプを規定量与えてみたところ、病気が悪化したという感じはありませんでした。ならば、と次のステップです。

弱っている植物にきくというメネデール。これはどこのホームセンターにでも売っているとても有名な商品なのですが、私は今まで使ってみたことがありませんでした。ラベルには、「植物活性剤」とあります。また、「メネデールは肥料・農薬ではありません」「鉄を2価のイオン(Fe++)として含みます」とも書かれています。

今回ひょうたんウェスパシアヌスの病のために本やネットを詳しく調べた結果、植物の生育には肥料の三要素の窒素、リン酸、カリ以外にも、いろいろな成分が必要なのだとわかりました。マグネシウム、ホウ素、硫黄、塩素、カルシウム、鉄、マンガン、亜鉛、銅、モリブデン……。病気で、栄養を吸い上げにくくなっている植物には、こういったサプリ的なものがきくかもしれません。

というわけで、週末、初めてウェスパシアヌスにメネデールを与えてみました。薄めて灌注するタイプなので、とても扱いやすいです。さらに、翌日には少量の油かすをカニ殻を混ぜた土で追肥しました。

今までとにかく病原菌を抑えることに必死だったのですが、ここで少しずつひょうたんに栄養を与えるほうに舵を切ってみようと思います。吉と出るか凶と出るか?なんとか踏ん張っているウェスを、みなさんも見守ってやってくださいね。