ごめんね、ウェス(反省その1)

by 丸黄うりほ

▲病気の原因は?ラティスが限りなく怪しいです。(写真は5月、親蔓摘心のころ)

 

蔓割れ病になってしまったウェスパシアヌス。その典型的な症状について月曜日(69日目、7月8日)の日記に書きました。なぜ、ウェスパシアヌスがこの病気になってしまったのか。今日と明日の日記では、その原因を探りながら反省をしていきたいと思います。

蔓割れ病はメロン、スイカ、ひょうたんなどのウリ科植物がかかる病気で、その原因になるのは土の中にいるフザリウムという菌です。園芸本やウェブで調べると、たいてい連作によって出てくるらしい。土壌が菌で汚染されると、次に植えた健康な苗にも感染してしまうので、連作しないこと。病気になった苗の土は捨てること。そう書かれています。フザリウムは、極めて悪い環境でも5年間は生きていて、ウリ科植物が植えられたとたん出てきて活動を始めるらしいです。

2年前に我が家のひょうたんはこの病気になって枯れてしまいました。もちろん、そのときに使用した土は捨てましたし、プランターもシャベルも捨てました。今回は新しい土とプランターだから大丈夫だと思っていたのですが、どうもそうではなかったようです。

今から思えば、連作によって出てくるというのは、おそらく土だけに菌が潜んでいるのではない。ひょうたんの栽培はたいてい畑で行われますから、園芸本や農業本では土を入れ替え、改良することに重きをおいて書かれているのでしょう。ところが、我が家の場合はベランダ栽培です。ベランダを捨ててしまうわけにはいかないのですが、しっかりと消毒をする必要があったのだと思います。とくに怪しいのはラティスです。思えば、ラティスに蔓をはわせた頃から病気が出てきました……。あともうひとつ告白しますと、支柱です。このくらいなら大丈夫かと一昨年までのものを使いまわしてしまったのです。

ラティス以外にも気になるものがあります。明日はそれについて書きます。