パンティストッキングで蔓を補強。

by 丸黄うりほ

▲ウェス実3号。パンストで口部を吊り下げました。

 

昨日の日記で、我が家のひょうたんウェスパシアヌスが蔓割れ病にかかっているらしいこと。また、そのため余命わずかであろうことを書きました。

人間でも、ひょうたんでもきっと同じだと思うのですが、余命宣告されたからといって、それで自暴自棄になってしまってはいけません。悲しいし、悔しいし、後悔はいっぱいするけれど、その日がやってくるまでは人生であり、瓢生なのです。とにかく、どうすれば余命を少しでも伸ばせるかを冷静に考えること。そして、日々の営みは粛々と最後まで行うこと。できれば、たのしく。

というわけで、今日はウェスパシアヌスの3番目の実・ウェス実3号と、4番目の実・ウェス実4号の重みを支える補強をしました。

この日記の65日目(7月2日)に、高さ21センチだと書いたウェス実3号は、今日は23センチになっていました。高さ20センチだったウェス実4号は、28センチに成長。31センチだったウェス実1号と28センチだったウェス実2号は、そのままのサイズで成長が止まっていることを確認しました。

ひょうたんの蔓は、重い実を支えるためにとても丈夫にできています。ですが、強い風が吹くと切れてしまったり、下がってしまったりすることもあります。そのため、だいたい実の大きさが定まってくる時期に補強をしてやることにしています。

補強の方法は園芸本などにいろいろ紹介されています。大きな実のなる品種ほど補強は大切で、ブランコのように板を吊るしてそこに固定したり、台を置いて固定する人もいるようです。2メートルにもなる長瓢の場合は、はじめは台を置いて支え、成長してくると逆に穴を掘っていくのだとか。ちなみに、小さな実の千成ひょうたんの場合は補強の必要はありません。

私は、ひょうたん師匠の奥田扇久さんからの直伝で、パンティストッキングを利用して補強しています。パンストはよく伸び、しかも水はけが良いので果実の補強に最適です。実ごとくるんで支える方法もあるようですが、私は口部をくくる方法をとっています。

以前、自転車の前かご用のネットでひょうたんをくるみ、支えたことがあるのですが、そのときの実にはネットの編み目の日焼けがくっきりつきました。収穫後、水に浸けて一皮むけても日焼けの跡は残ったままでした。