もらわれていったひょうたんたち実り始める!
by 丸黄うりほ
4月にいっせいに種まきをして、芽がでるのが早かったり遅かったりしたものの、結局みんな誰かにもらわれていった我が家のひょうたんポット。なかにはナメクジに食われて死亡した苗もありましたが、元気に育っている苗は、ウェスパシアヌスと同じく果実がそろそろなりはじめたようです。
この日記の37日目(5月23日)で栽培のようすを紹介させていただいたお二人からも、可愛い果実の写真が届きました。
まず、北浜のカフェバー「フレイムハウス」店主の美佐子さんにもらわれていった苗です。店先に植えてもらった苗は「淡路」と名づけられましたが、こちらはまだ果実はついていないそうです。もう1苗、ご自宅で育ててもらうことになったほうの苗があって、こちらには実がふたつなり始めたそうです!
写真(上)をみてください。ふとっちょでなんとも可愛い形です。現時点で高さ19センチと15.5センチあって、まだまだ成長途中だとか。すごい大物ひょうたんになりそうな予感がします。くびれが少ない形のひょうたんは、楽器などに加工もしやすく、秋の収穫が今から楽しみですね。
写真(下)は、お地蔵さんの横に植えてもらったK・Fさんちの「クシティ」の実です。ただいま高さ15センチ。細長く、するっとしたプロポーションで、我が家のウェスパシアヌスと同系統だと思います。この雰囲気はおそらく兄弟かいとこか。母親ひょうたんが同じなのかもしれません。
これらはすべて同じ「大兵丹」という種袋にはいっていたひょうたんで、品種でいうと中ひょうたんですが、種の時点ではどんな形の実ができるのかまったくわかりません。苗まで成長しても実の形はわかりません。花がついて、ようやく、なんとなく形が分かり始めます。
育てているひょうたんにどんな形の実がつくのか。好きなタイプの実に出会えるかどうか。これはひょうたん栽培の大きな楽しみのひとつです。だから何年も続けて栽培をしてしまうのかもしれません。
そして、たとえ最初は期待と違う形だなと思ったとしても……、だんだんとそれも含めて愛おしいなと思えてくるのです。