ウェスパシアヌスの危機、その後。

by 丸黄うりほ

▲ウェス実1号、ただいま31センチ。蔓割れ病の気配はまだありますが。

 

先週水曜日(6月26日、61日目)の日記で、ひょうたんウェスパシアヌスに今までで最大の危機が訪れたことを書きました。きょうは、その後の報告をしますね。

結果からいいますと、まだウェスパシアヌスは生きています。自らの重みと強風のせいで蔓が下がってしまった、最初についた実(以下、ウェス実1号とします)は、パンティストッキングを使った応急処置で蔓が切れることもなく、さらに大きくなり続けています。大きくなりすぎて、ついにプランターのへりにお尻がついてしまったのですが、こうなってしまったらこれ以上落ちることもないでしょう。

きょう、ウェス実1号のサイズをはかってみたら、高さが31センチありました。おそらく蔓割れ病の影響で、口の部分から数センチほど亀裂がはいっていて、赤い樹液がにじみ出ているのが嫌な感じではありますが。

ウェスパシアヌス全体の蔓割れ病は、なんとか進行が止まっている状態です。殺菌剤ベンレートが効いているのかもしれません。また、ここ数日天気が悪かったため、極端に土が乾燥する日がなかったので助かっているのかもしれません。蔓割れ病は、晴天の日に一気に進む傾向があるので、まだまったく気は抜けません。

花のほうは、だんだんと開花数が減ってきましたが、まだ3個から5個ほどは毎日咲いています。雄花ばかりです。

週末に、ハイポネックスを与えようかと思って、何度かためらって結局やめました。窒素肥料を与えるのがまだこわい。蔓割れ病は窒素過多のときにおこりやすい病気なのです。

というわけで、同じ窒素肥料ではありますがカニ殻を少し与えることにしました。カニ殻には、蔓割れ病の原因菌であるフザリウム菌の繁殖を抑える効果があるらしい。土に混ぜて、プランターの表面全体に薄くのせました。

定植以来6週間ぶりに殺虫剤オルトランもまきました。ひょうたんウェスパシアヌス、なんとかもってくれたらいいのですが。