ひょうたん大ピンチ!事故です!

by 丸黄うりほ

▲強風と重みに耐えかねて蔓が! 蔓割れ病の気配もあってダブルピンチ。

 

きょうは日記に書くほどのことがないな……と呑気に構えていたら、なんということでしょう!本日、最大のピンチがやってきてしまいました。

一日中仕事をしていて、夕方になってベランダに出てみたら。なんと、ひょうたんウェスパシアヌスの最大の実が、ぐっと下にさがっていました。当然ですが、蔓も下がって葉も破れています。実の重みと、ここ数時間の強めの風のせいで、ビニタイがはずれてしまったのです。

おまけに、その近くの葉が不自然に青枯れているのを発見。これはいよいよ蔓割れ病です。もうなにから手をつけたらいいのか。

頭が一瞬真っ白になりました。が、気をとりなおして。

まず、私は部屋に戻ってパンティストッキングを探しました。それでひょうたんの口の部分をしばり、ラティスにくくりつけました。ひょうたんの実には、幸いキズはありません。ひょうたんの重みを補強するには、よく伸びて排水性のいいパンティストッキングがいいのです。大型のひょうたん栽培にはときどき使ったことがあるのですが、まさかこんなに早い段階でパンティストッキングの出番があるとは思いもしませんでした。

それから、下がった位置のまま蔓をビニタイで補強しました。親蔓に近い位置だったので、根元の状態も確認します。これも、今回の大失敗の要因です。じつは、この日記で「子蔓の先の方についた孫蔓を伸ばす」と自分で書いておきながら……、いつもは本当にそうしているのですが、今年のウェスは雌花が多くて、つい下の方の孫蔓、要するに脇芽を切る勇気がなくて放置していたら花が咲いてしまったのでした。親蔓に近い孫蔓は伸ばすとダメだという理由が、今回よくよくわかりました。その実と蔓になにかが起こったら、先端のほうの蔓がもろともダメになってしまう。蔓の先の方で事故が起こった場合なら、そこから先をあきらめればいいだけですから、被害が小さくてすむのです。ああ。

次に、青枯れた葉を切り取りました。切り取りに使ったハサミは水洗いしましたが、殺菌したほうがいいのかもしれません。それから、まだ期日の1週間がきていないのですがベンレートです。いつもの倍の量を灌注しました。

もう泣きそうですが、とりあえず今夜はここまで。明日のウェスが元気であることを、みなさんも祈ってください。