いまが働き盛り、病気や虫に負けないで!

by 丸黄うりほ

▲気合い入れて連日咲きまくる雄花君たち。

 

ひょうたんウェスパシアヌスは、連日どんどん咲く花と、雌花の懐妊とでフル回転の忙しさです。妊娠しながらフルタイムで働く女性のよう。なかなか根性があります。けど、おそらくちょっと疲れていると思います。

悪魔は、そんなときにすかさず忍び寄ってきます。

まず、いちばん嫌なやつ。それは蔓割れ病の気配です。病の初期には蔓が割れて、ところどころ赤い樹液がにじむ症状が出るのですが、殺菌剤ベンレートを3回灌注しても完治しません。一昨年、この病気にかかって我が家のひょうたんは一夜にして枯れ、それがショックで次の年は栽培を見合わせたくらいなのです。この細菌というのがなかなかしつこいやつで、わずかにでも残っているとウリ科植物めがけてやってきて、また繁殖するらしい。おそらく、一昨年の細菌がどこかに残っていたのでしょう。その時の土は全部捨てたし、プランターも新品にかえたのですが、ベランダのどこかに潜んでいたのかもしれません。

炭疽病の気配もわずかですがまだ残っています。さらに、ごく軽いですがうどんこ病まで出てきました。ハダニもいなくなりません。さらには、ウリキンウワバが雌花を食っているのを発見してしまいました。汚い黒いフンを、可愛い雌花の上にまき散らしていました。ちくしょう!

殺虫剤のオルトランは定植時にまいたきりで、再びまく時期がきているのですが、いまは殺菌剤ベンレートを優先しなくてはと思います。とにかく蔓割れ病がこわいです。ベンレートは1週間ごとに灌注する薬剤なので、こんど期日がきたら今までの倍の量を灌注してみようと思っています。

花のほうは、だんだんと雌花の数が減ってきて、雄花ばかり咲くようになってきました。あまった雄花は切り取ってジップロックに入れて冷蔵庫へ。そうすれば3日はもつということを54日目(6月17日)の日記で書きましたが、ここ数日は3日たっても出番のない雄花ブーケが冷蔵庫にたまってきました(泣)。