ひょうたんに初めての雄花が咲きました!

by 丸黄うりほ

▲ウェスパシアヌス、初めての雄花。しゅっとした男前です。

 

本日、ついにひょうたんウェスパスアヌスの初めての雄花が咲きました。

雌花が咲いてから1週間。その後ひとつも開花しなかったのですが、やっと、やっとです。

雄花も雌花と同じく、花びらの色は白です。雌花の下には最初からひょうたん型をした子房があるのに対して、雄花は漏斗型の花があるだけです。雄花の中心には花粉をたっぷりたくわえた雄しべがあります。花びらは雌花より雄花のほうがやや大きいです。

さてさて。雌花が開花したときにも書きましたが、ひょうたんの花は夕方に咲いて、翌朝にはしぼんでしまいます。夜に咲く花、しかもたった一夜限りの花なのです。同じ日に雄花と雌花が咲き揃えば受粉でき、ひょうたんの実になる可能性があります。しかし、雄花だけだったり、雌花だけだったりした夜は受粉できません。先週の雌花はひとつだけで咲き、たったひとりで逝きました。

きょうの雄花は……。

はい、またしてもロンリー、単独でした(泣)。

しかし。実は私には密かにみつけた雄花救済の裏技があるのです。これは園芸本などにも載っていませんし、ネットなどでも他にやっている人をみかけたことがありません。

この発見は、何年か前に雄花ばかりどっさり咲いた日、ふと「この雄花を冷蔵庫で保存できないだろうか」と思ったのがきっかけです。雄花を切り取って集め、ジップロックに入れて冷蔵庫に入れておきます。そして、次の日咲いた雌花に人工受粉してみたら、なんとちゃんと懐妊しました。その後実験を重ねた結果、3日間くらいまでなら「いける」ことがわかりました。あまり古くなると能力を失うようです。

というわけで、本日の雄花君もジップロック決定です。ウェスパシアヌスには、どうやら明日咲きそうな雌花がついているのですよ!