追肥をしました。すごく悩みつつ……。

by 丸黄うりほ

▲油かす(丸いの)と、リン酸・カリ肥料(手前の小粒)の両方を与えました。

 

ひょうたんウェスパシアヌスのプランター定植からまもなくひと月。

ひょうたんは定植から1ヶ月ほどたつと追肥をする必要があります。園芸本によっては2週間、または3週間で追肥をしなさいと書いている本もあります。ひょうたんは急激に成長する植物で、ものすごく大食い。定植時に与えた肥料だけでは栄養が足りなくなってしまうのです。

このときに、どのくらいの量を与えたらいいのか。また、どのような肥料を与えたらいいのか。私はひょうたん栽培を10年以上続けていても、これでちょうどよいという気持ちになれたことがありません。毎回ものすごく悩みます。

肥料の三要素は窒素、リン酸、カリで、窒素はおもに葉を茂らせて蔓を伸ばす肥料です。成長期ですから、窒素はしっかり与えたい。けれど、窒素が多すぎると蔓だけが伸びて花芽がつかない「蔓ボケ」と呼ばれる状態になってしまいます。どうも我が家のひょうたんは、毎年「蔓ボケ」気味なのです。また、窒素が多すぎるといろんな病気にかかりやすくなるという情報もあります。一昨年の悪夢、蔓割れ病の原因をつくったのも窒素過多だったかもしれません。

では、リン酸とカリだけを与えていればいいかというと、それもだめ。リン酸とカリだけを与えると、蔓の成長は本当に、ぴたーっと止まります。蔓の先端がみるみる小さくなって、全体にふにゃふにゃした感じになってしまう。そして、花びらだけは巨大化します。ひょうたんは肥料の成分にはっきりと反応するので、ちょっと怖いくらいです。

とりあえず、今回は窒素成分多めの油かすと、リン酸・カリの化成肥料の両方を与えて様子を見ることにしました。肥料はいずれも根にあたらないようにプランターの端に置き、薄く土をかぶせ、水を与えて完了です。

肥料の効果が出てくるのは早くて2、3日後。はっきりするのは1週間後くらいです。うまくいくかなぁ。どきどきハラハラです。