切り取った蔓は、家の中で楽しみましょう!

by 丸黄うりほ

▲ひょうたんの蔓を花瓶に投げ入れてアレンジもどき。

 

昨日の日記で、10枚目の葉から出た脇芽=子蔓と、9枚目の葉から出た脇芽=子蔓をだけ残し、ほかの子蔓はカットしたことを書きました。

かわいそうにもカットした8 枚目の葉の脇芽=子蔓ですが、なかなかいい蔓っぷりです。葉もきれいな緑色ですし、傷もなく、巻きヒゲも可愛い。

そこで、この蔓を家にあった花と一緒に花瓶に入れてみました。適当に投げ入れただけで、フラワーアレンジや生け花を嗜んでおられる方から見たらお笑いだと思いますが、なんだかおもしろい形です。

子蔓が伸び出すと、今度はさかんに孫蔓が出てきます。孫蔓もそのまま全部伸ばしているとあまり花付きがよくなくなるようなので、最初のほうに伸びてきたものは順次カットしていきます。カットした蔓は捨てずに、私はいつもコップに挿したり、花瓶に入れたりして家の中で楽しみます。

切り取ってしまった蔓は、花瓶に入れてもそんなに長くはもちません。せいぜい2、3日ほどでしおれてしまうと思います。ひょうたんの蔓は切り花には向いていないのです。ですが、元気のあるうちは巻きヒゲがくるくると周囲のものに巻きついていったりして、その生命力に驚かされます。写真をよく見ていただくと、この蔓の巻きヒゲもさっそく別の花に巻きつきにいってるのがわかりますよね。

もし、この蔓を残して育てていたら、ここから花が咲き、ここに実がついたことでしょう……と思うとしみじみしちゃいます。

残した子蔓にはこれから幾多の試練が待ち受けているでしょうが、たくましくがんばってほしいです。