巻きヒゲが支柱をさぐりあてました!
by 丸黄うりほ
ひょうたんの葉はひたすら太陽の光を求めて、重ならないように互い違いに出てきます。上からみると、ただいま5枚の葉がきれいな五芒星(ごぼうせい)を描いています。そして、葉のわきから細い糸のようなものが伸びてきているのがわかるでしょうか?これが巻きヒゲです。本葉5枚目くらいから出てきます。この日記の昨日の写真にも写っているのですが、それと比べていただくと、1日でどのくらい伸びたのかがよくわかると思います。
巻きヒゲって、先端に目がついているんじゃないか?と思うくらい、じょうずに巻きつくところを探し当てます。そして、巻きつけそうな棒やネットなどをみつけると、くるくるときれいな螺旋(らせん)を描きながら、きつくきつく巻きつくんです。そうやって蔓(茎)全体をこのヒゲで支えていきます。こんなに細いのに、とても丈夫なザイルのようです。
巻きヒゲが出てくると、ひょうたんの蔓は本格的に上へ上へと伸び出します。蔓から出た葉は五芒星の螺旋を描きつつも、その間隔はどんどん大きくなっていきますので、ぱっとみただけでは螺旋状に葉がついているということに気づかなくなっていきます。でも、ひょうたんの蔓には最初から最後までこの螺旋のリズムが備わっていると思います。
我が家のひょうたん「ウェスパシアヌス」は、先週定植してからあまり大きくならないなぁと思っていたのですが、きょう改めて見てみるとやはり全体的に大きくなりましたね。劇的な変化ではないけれど、このくらいがちょうどいいのかもしれません。
蔓の先端で、新たな巻きヒゲをふところに抱えて、次へ次へと出る準備をしている葉の束が、なかなかいい感じです。