「3粒まきポット」のその後。えらいことに…。
by 丸黄うりほ
ずっとこの日記を読んでくださっている方は覚えてらっしゃるかと思うのですが、「3粒まきポット」のその後について今日は書きます。
「種には共育ちという性質があり、同じポットに2〜3粒まいたほうが種同士競い合って早く芽をだす」という言説。園芸本などでよくみかけるものなのですが、今回はこの方法を一部のポットで実験的に採用してみたのです。
結果としては、競い合って同時に3つの芽が出るという感じではなく、1つ目の芽が出た数日後に次の芽が遅れて出てくるだけでした。サンプル数が少ないせいもあると思いますが、その効果についてはあまり実感できなかっというのが正直なところです。ひょうたんの種の芽出しはわりあいに時間がかかり、ときどき寝坊な奴がいるのです。そりゃ、ポットに1粒の種をまくよりも、3粒まいたほうが早起きの種が混ざっている率が上がりますよね。それよりも、後から出てきた双葉を別のポットに移してやるほうがずっと手間がかかる。後から出てきた芽を間引きすればそんな手間はないですが、そのかわりに心が痛む。……というわけで、もう来年からは3粒まきはやめようと思ったのでした。
そして、先週末のこと。定植サイズまで成長したひょうたんの苗を、ひょうたん仲間たちに引き取ってもらうために用意していたら。「3粒まきポット」のひとつから、小さな双葉が出てきているのを発見。しかも、双葉はひとつではなく、ふたつも出ている!
これ、どうしたらいいのでしょう。本気で悩んだ結果、私はこのポットを、もらっていただく予定の他の4ポットとともに、ひょうたん仲間たちにみせることにしました。もしかして、この苗を気に入ってくださる方がいたら、引き取っていただけるかもしれない。そして、うまく根をわけられたら、3つの苗に育つかもしれません。
そんなわけで、とりあえずという気持ちで持っていったこの問題のポットですが、案外あっさりともらってくださる方が現れました。
その方のツイッター、このポットの写真をひんぱんにアップしてくださっていて、小さかった双葉は今やしっかりと開き大きくなってきています。まもなく定植してくださるとのこと。ありがとう、ありがとう! うまく育つといいのですが……。
お騒がせな「3粒まきポット」。幸運を祈ります!