ひょうたんの苗を定植しました!(前編)

by 丸黄うりほ

▲ 今年はこの苗と暮らすことにしました。

 

4月からはじまったこの「ひょうたん日記」、本日ひとつの佳境を迎えました!いよいよ苗を定植したのです。

用意したのは40リットル入る大型プランター(720×400×260ミリ)。まず、その底一面に鉢底石を敷きました。プランターの水はけを良くするために鉢底石は必ず敷きますが、石同士が重なり合わないよう薄く敷くのがポイントです。今回は5リットル入り袋の半分くらいを使いました。

次に、ホームセンターで買った園芸用の土20リットルに、苦土石灰大さじ1とカニ殻大さじ2をよく混ぜて、鉢底石の上に重ねました。苦土石灰は土が酸性に傾くのをふせぐらしいです。カニ殻は、苗を病気にかかりにくくするといわれる有機肥料です。植物にとっては「ほぼ良いところしかない」といわれるほどいいものなのですが、難点はたいへんカニ臭いところ。うちの飼猫たちがそろって鼻をヒクヒクさせていました。

その上から、窒素、リン酸、カリが「10—10—10」の化成肥料をひと握り半ほど、プランターの真ん中を避けるようにしてばらまきました。これが元肥となります。

さらにその上に、再びカニ殻入りの土を重ね、少し中央をくぼませました。

さて、ここに、いよいよひょうたんの苗を植えるのです!!

というわけで、定植できるサイズに育った15ポットのうちから、ひとつの苗だけを選ばなければなりません。これがたいへんに難しい。悩みます。

基本的には、よい苗とは緑色が濃くて、バランスよく葉がついていて、茎がしっかりしていること。蔓が出るほど伸びたものは定植の時期をはずしており、本葉4〜6枚のものがちょうどよい。ということになっています。

今回うちで育てたひょうたん苗たちは、わりあいどれもうまく育ちましたので大差がない。そんなとき、どうやって苗を選べばいいのでしょうか?

これは、園芸店などで苗を購入するときにも言えることだと思うのですが、「迷ったらインスピレーション」というのが間違いないようです。

つまり、「元気そうだなぁ」とか「きれいだなぁ」とか「好きな感じだなぁ」と思えるものを選ぶということです。自分が好きになれる苗を選ぶことで、その後のひょうたん愛に責任感が生まれます。また、「その苗に巡り合ったのは自分の運命」だと思うことも大切だと思います。その苗とはたまたまの出会いであったかもしれませんが、それは運命に授けられたのだと思うのです。

ということで、私は写真の苗を選びました。(明日の後編に続きます)