ひょうたん愛好家が最も親しみを感じる皇族といえば…。

 

 

栽培中のひょうたんに変化や動きがない日は、ちょっと箸休めに、ひょうたんに関する雑学を書いていこうと思います。題して「知らなくても困らないひょうたん雑学」。

さて。5月1日から令和時代が始まり、ゴールデンウィーク中の報道は皇室の話題で持ちきりでしたね。

そこで、ひょうたん愛好家が最も親しみを感じる皇族といえば、秋篠宮皇嗣殿下です(断言)。なぜかって? 秋篠宮さまが皇居でひょうたん栽培をされているというのを聞いたことはありませんか? 結構有名ですよね?

えっへん、じつはですね、みなさん。秋篠宮さまは「全日本愛瓢会」の名誉総裁を務めていらっしゃるのです。

「全日本愛瓢会」は、おそらく日本でいちばん格式の高い、ひょうたん愛好家の団体です。公式ウェブサイトによると、推古天皇の宮跡である奈良県明日香村豊浦の里で昭和50年に創立。その後全国組織となり、現在は埼玉県に本部、各都道府県に支部があるそうです。

ほぼ毎年、総会および展示会を開催し、会員が育て加工して作り上げた自慢のひょうたんを展示、優秀作品には内閣総理大臣賞、農林水産大臣賞、文部科学大臣賞などの賞が授与されています。会の目的としては、「一般市民に対し瓢箪の愛好、普及指導にあたり、瓢箪文化芸術の向上に関する事業を行い、一般市民の充実した余暇活動、まちづくりの推進及び国際交流に寄与することを目的とする」とあります。この文章だけでも、庶民には近寄りがたい感じがします。私がひょうたんを心から愛しながらもこの会に入会できないでいるのは、この格式の高さゆえ。

秋篠宮さまは、今まで「全日本愛瓢会」の総会や展示会にしょっちゅう参加されていたようです。令和時代になっても、おそらくそのひょうたん愛は続くに違いない。なぜなら、秋篠宮さまはナマズの研究家でもいらっしゃるからです。そうです、「ひょうたんなまず」です。