ひょうたんの苗、本葉が3枚になりました!
by 丸黄うりほ
関西地方のゴールデンウィークの後半は、前半と打って変わっていいお天気でした。気温も高くて、ひょうたんの苗も再び成長モードに入りました。ここ数日は水もしっかりと与えるようにしています。
現在、いちばん成長の早い苗で本葉の3枚目が出始めたところです。
ひょうたんの苗をプランターや畑に定植するのは、本葉4〜6枚の頃が最もいい時期だといわれています。定植は、人間でいうと小学校に入学することだと私は思っています。いよいよ学校という社会に出て行くわけです。
その計算で行きますと、ポットで栽培中の苗は保育園児か幼稚園児ということになります。双葉が完全にひらいたら1歳児、本葉3枚はだいたい3歳児くらいに相当するでしょうか。
そういえば、この連休中に、「直まき3粒まき」のポット1個から2番目の双葉が出ていました。のんびりとした性格のやつが今頃になって起きてきたのです。以前も書きましたように、ひょうたんの園芸本などをみると、「種はポットに1粒ずつよりも3粒ほどまとめてまいたほうが発芽率がよい。2つ以上双葉が出たら良いほうの苗を残して、他の苗は間引く」とあります。しかし、せっかく頑張って土から出てきた双葉を摘み取るのは、私にとってはとても心苦しいことです。
今回、同じポット内で、先に出た双葉は、もうかなり大きくなっていまして、おそらくポット全体に根が回っているだろうと思われました。ここで2つに土を分けると、先に育ってきているほうの苗を傷つけかねない。そこで、私は心を鬼にしまして、後から出てきた双葉をフォークでほじくりだしました。
ほじくり出すときに、「ぷちっ」という嫌な音がしました。根が切れた音です。ああ、かわいそうなことをした。私はその苗にあやまりながら、一応新しいポットを用意して、鉢底石を敷き、土を入れ、ほじくりだした双葉を植え直しておきました。「たぶん、この子はあかんやろうなぁ」と思いながら。
今朝起きてその苗をみますと、しっかりと双葉が大きくなってきています。枯れてない。どころか、成長している!
健気な末っ子ひょうたんに涙が出そうになりました。