ひょうたんの本葉が出始めました!

by 丸黄うりほ

▲ 本葉が2枚出かかったところ。双葉とは違う形をしています。

 

今年ひょうたんの種まきをしたのは4月15日と17日でした。22日に双葉が出始め、その2日後の24日にはあっというまに育ち、育ちすぎて双葉が徒長! というところまでは早かった。4月中旬から26日まではもう夏が来たのかなと思うくらい気温が高かったので、ひょうたんも元気よく、調子よすぎて徒長するほどでした。

ところが、ゴールデンウィークに入った27日以降の大阪はとても寒いです。雨やくもりばかりで太陽が弱々しく、日中も気温が低いまま上がりません。

ひょうたんの成長も、天候にはっきりと左右されるのだなということを実感しています。種まきからの早すぎる苗の成長は、その前の週に比べてぐっとゆるやかになりました。ポットの土をさわってみても、翌日になっても乾いていない日が続いているため、水もほんの少しずつしかやっていません。そのせいか、徒長ぎみだった茎は、それ以上タテに伸びず、ヨコに太くなってきているのでほっとしています。

現在、いちばん成長が先行しているポットで、本葉の2枚目が出かかったところです。本葉は、双葉とはまったく違う形をしています。ウリ科植物のカボチャ、キュウリ、ヘチマなどの本葉はみんなよく似た形です。この成長段階だと、ひょうたんとほとんど区別がつきません。

以前、こんなことがありました。ひょうたん仲間のひとりが、園芸店でひょうたんの苗を買って育て始めたところ、花の時期になって、花の色が黄色いことに気がつきました。どうもおかしい。

ひょうたんの品種はたくさんありますが、どれも花の色は白なのです。花の色が黄色ということは、それはひょうたんではないということを意味します。しかし、そのひょうたん仲間は「ひょうたん」という札のついた苗をちゃんと確認して購入したはずなのです。ちなみに、カボチャ、キュウリ、ヘチマはすべて花の色が黄色。彼女は、実がなるまでその苗から何ができるのかわかりませんでした。

結果はかぼちゃでした。ちゃんと実ったそうですが、苗にたっぷり農薬をまいていたとかで食用にはしなかったそうです。「くやしい!!」と怒り狂っていましたが、途中で引っこ抜いたりせず育ててやったというから優しい人ですよね。

おそらく、お店の人が札をつけ間違えたのだと思いますが、そんなこともあるのです。

 

※「ひょうたん日記」は5月3日(金)から6日(月)までお休みします。この続きは7日(火)から。どうぞお楽しみに!