早くもひょうたんピンチ! 「徒長」とは?
by 丸黄うりほ
一昨日出てきたひょうたんは、あっというまに上へ上へと伸び、葉が左右にぱかっと開いてきれいな双葉になってきています。ものすごく成長が早くて、とても元気そうにみえる。けれど、これはあまりよくない苗の特徴です。
このように、苗が間のびしてしまうことを「徒長」といいます。
うちの苗は毎年どうも徒長ぎみで、それが悩みでした。そして、また今年の苗も徒長してしまった。しかも、程度がいつもよりひどいです。これは、なんとしてもここで食い止めなければなりません。
そこで、今日は真剣に徒長についてネットで調べてみました。徒長はウリ科に限らず、いろいろな植物でみられます。徒長がなぜいけないのかというと、「病気にかかりやすくなる」「風に弱い」など、モヤシっ子という言葉のとおりにひょろひょろとした、弱々しい苗になってしまうからです。
ではなぜ徒長してしまうのか。時間をかけて調べて、だんだんとわかってきたのは、「発芽したらすぐに、栽培環境をがらりと変えねばならない」ということでした。
ひょうたんの場合、種を発芽させるのは暗いところのほうがよく、気温は25℃前後で安定しているほうがよいのです。これは昨日も書きました。ところが、土から少しでも芽が出てきたら、なるべく早く日に当てることが大切です。ここまでは私もわかっていたのですが、夜間は冷え込むので発泡スチロールの箱に入れて、家の中にとりこんでいました。ところが、「発芽後の苗は夜間の温度が高いと徒長する。昼と夜の温度差があるほうがよい」という情報をみつけてしまいました。さらに、「風にも少し当てたほうがよい。揺さぶり刺激がなさすぎると根が張らずに徒長する」という情報もありました。水やりについても、「発芽後は水を控えめにする。水が多すぎると水太りのようになって徒長する」との情報も。
発泡スチロールの保温箱に入れ、夜間は室内に運び入れていた私の栽培方法は、発芽には適していても、発芽後のひょうたんには過保護だったのかもしれません。それでモヤシっ子にしてしまったのか(泣)。ごめんよ。ごめんよ。
ああ、苗作りは本当に難しいです。今夜からは反省し、修正していきたいですが、どうなることやら。まだまだ心配な日々は続きます。