ひょうたん栽培に必要なもの(1)日当たりのいい場所

by 丸黄うりほ 

▲ ひょうたんはギラギラの太陽とたっぷりの水を欲しがります。

 

ひょうたんを育てようと思ったとき、まず必要になるのは栽培する場所です。以前も書きましたが、私は大阪市内のマンション住まいで、それだけでもう栽培をあきらめていました。畑か庭がないと無理だと思っていたのです。ところが、「ひょうたんは、プランターでも育てることができる」という事実を知ってしまいました。

実際、ほとんどの園芸本やマニュアルでは、ひょうたん栽培を畑で行うものとして扱っています。ですから、畑で栽培するための土づくりや植え付けの方法などについては詳しく説明されているのですが、プランターや鉢での栽培については「鉢植えにしてもなかなか可愛いですよ。まあ物好きな人はよかったらどうぞ」という感じの扱いです。技術的にも、ひょうたんを小さくコンパクトに作るのはかえって難しいからだと思います。

畑をもっている方は、ぜひ畑でのびのびとひょうたん栽培をしてください。庭のある方は、地面に植えるかプランターを置くかになると思います。庭のない方や集合住宅住まいの方はプランター栽培一択ですね。この日記では、ほかの園芸本とは違って、プランター栽培のみについて追求して書いていきます。

畑や庭をもたない人にも、ひょうたん栽培の喜びを伝えたいのです!!!!(大声)

さて。プランターの場合も、畑や庭と同様に栽培の場所選びはとても大切です。

ひょうたんはアフリカ原産で、ギラギラの太陽とたっぷりの水が大好き。なので、なるべく日当たりのいい場所をあててやるのがいいでしょう。一般に南向き、東向きがベストであるようですが、うちは西向きです。西日が容赦なく強いベランダで、なかなか旺盛に育ちます。

また、ひょうたん栽培の面積についても育てる前から考慮しておいたほうがいいと思います。前述のように蔓性植物なのでコンパクトに育てることは可能ですし、欲しい場所にだけ葉を茂らして「緑の日よけカーテン」に仕立てることもできます。しかし、理想を言えば1苗につき4〜6平方メートル欲しい。うちの場合はベランダの柵が高さ約1メートル、長さが約6メートルですので、毎年ひょうたんが「ベランダ全面を占拠」します。ええ、もちろん。ひょうたん様のために、洗濯物はつねに室内干しにしていますよ。

 

※次回16日目は4月22日(月)にアップします。