初めてのひょうたん栽培は「苗から」がおすすめです。

by 丸黄うりほ

▲2016年に我が家で育てた「(中)ひょうたん」の苗。

 

今週初めに種をまいたひょうたんポットは、いまのところ何の変化もありません。

私の一人ユニット「オール電化ひょうたん」のコンセプトは、「種から育てるミュージック」。ひょうたんを種から栽培して、その実を収穫して楽器(というか、音の出るもの)に仕立てて、音楽を奏でる。そこまでしてやっと一周なのです。なので、私が一連の作業を種まきから始めるのは当然のことです。

しかし、もしもこの日記を読んで、ひょうたん栽培に少し興味をもっていただき、「ちょっと育ててみたいかも」と思ってくださったあなたがいらっしゃったとしたら。

そんなあなたには、ひょうたんを「苗から」育ててみることを強くおすすめいたします。

というのは、ひょうたんの種が発芽して、定植できる大きさの苗に育つまでは2〜3週間もかかります。どうかすると1カ月かかることもあります。その間の変化は小さくて地味。しかも大変に気難しい。はっきり言って辛気臭い。

ところが、プランターに定植してからのひょうたんの苗は、ものすごい勢いで成長します。同じ日の朝と夕方でも大きくなったことがわかるほどです。蔓が伸び、葉が茂り、花が咲き、みごとな実が成ります。種のときの地味なひょうたんとは別人格と言えるほどの派手な植物に変化するのです。陽気で元気いっぱい。つきあっていて楽しい。見た目も非常に美しい。

ひょうたんの苗は、ホームセンターや大きめの園芸店で入手できます。販売されている時期は4月中旬から5月いっぱいくらい。苗の定植に最適の時期は、ゴールデンウィークから5月中旬くらいです。まさに今から準備すればぴったりなのです。

「イイネ! 私もひょうたんを育ててみようかな」と思ってくださったあなたのために、明日からしばらくは、「苗からの、ひょうたん栽培に必要なもの」についてお話していきますね。また、我が家の15個のひょうたんポットについても、変化があり次第報告していきたいと思います。