大きさといい色といい、ちくわっぽいよね?
by 児嶋佐織
こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
先日、万博会場のアルジェリアパビリオンにて、こんな楽器を見つけました。
女性だけが演奏する「イムザット」という、一弦の楽器です。
これを見て、しばらく活動してないけどこじまも一弦楽器のユニットやってるのを思い出しまして。ひょうたんの丸黄うりほさんと、箏奏者の森川訓恵さんとの、『表現・竹傘』というユニットです。

2019年3月に行われたイベントのフライヤー
ちなみにこじまはインドの弦楽器、ゴピチャンド担当です。このときは他にベトナムやブラジルなどの楽器が出演しましたが、日本にも「一絃琴」という楽器があり、兵庫県には「須磨琴 (すまごと/すまこと)」という一絃琴があります。
「一絃須磨琴保存会」の最高師範、小池美代子さんの須磨琴の紹介です。演奏方法は単純なようでいて、とても繊細。美しい音階の目印があるとはいえ、絃を押さえる力加減が難しそう。
しかしですね……こじまが目を奪われたのは、衝撃のルックスなんです。
どうみても、両手にちくわをはめているように見えませんか……?
これは盧管(ろかん)という、お琴の絃をはじく爪です。その形に意味があるのはしっかりわかるのですが、大きさといい色といい、ちくわっぽいよね?と思ってしまいます。在原行平(須磨に流された際に、寂しさを紛らわすために海岸に流れ着いた木片を使って須磨琴を作ったと伝えられている)にめっちゃおこられそうですが。
まつとし聞かば今帰り来む、きょうのちくわ。

こじまのフェイバリットつまみ、フジミツの〈ザ・チーズちくわ〉を、細く切ってワンタンの皮で包んで、ごま油で焼きました。
そのまま食べてもおいしいチーズちくわですが、外側にぱりっとした食感があると、ぷりぷりちくわとなめらかチーズクリームのおいしさがさらに引き立ちますよ。ちょっとの手間でしあわせ倍増、おビヤの量も倍増です。