「ちくわ」ってどうやって手話で表すのか知らなかったなー。

by 児嶋佐織

こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。

つけっぱなしのEテレが手話の番組に変わって、いろんな食べ物の現し方を紹介していました。
そういえば、「ちくわ」ってどうやって手話で表すのか知らなかったなー。これは、デイリーちくわとしては、ぜひおさえておかないといけません。

ということで、インターネッツで検索してみましたら、
【竹輪】
横向きに伸ばした左手人差し指を右手で軽く握り、右手を右へ動かす。
とあります。
『手話ステーション』>手話基本辞典>竹輪(イラスト動画あり)へ

なるほどー。穴が空いてます、という感じがまさにちくわ。わかりやすい。

ちなみにかまぼこは、
【蒲鉾】
左手のひらの上に沿って、右手親指と4指でつくった半円を動かす。
『手話ステーション』>手話基本辞典>蒲鉾(イラスト動画あり)へ

ふむふむ。こちらもまさにかまぼこ。

手話表現でねりものについて調べていると、こんな動画に出会いました。


『宮城県聴覚障害者情報センター みみサポみやぎ』
手話動画 : かまぼこはいろいろあるけれど宮城といえば笹かまぼこ!(動画の下にテキストがあります)

ちくわの手話のアクションは、上にあげているものより少し複雑に見えますが、なるほどこちらもちくわっぽい。
お話の内容は、まあまあねりものマニアです。デイリーちくわでも何度かご紹介している「ちくわ・かまぼこの成り立ち」からはじまり、宮城県名物笹かまぼこの説明から、〈笹かまぼこ〉の名前の由来まで。
はじめはいろいろな呼び名で呼ばれていた笹かまぼこ、のちに伊達家の家紋『竹に雀』の笹にちなんで〈笹かまぼこ〉と名づけられた、とのことですが……。
この伊達家家紋が!こないだのデイリーちくわでご紹介している〈竹輪の家紋〉ではないですか!……しらんかった!!!

仙台笹(竹に雀紋) 『家紋のいろは』より

伊達政宗の家紋がちくわとトリだったこと、歴史に疎いこじまにはかなりの衝撃だったのですが、みなさまには常識でしたかね……。宮城県いえばむすび丸しか知らなかったこじまですが、急に伊達政宗に親近感が湧いてきました。