「このちくわはどんなお魚からできてるの?」とついつい
by 児嶋佐織
こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
うちの冷蔵庫にはつねにちくわが留守番しているのですが、出先で普段あまり出会わないちくわにであったら、ついつい連れて帰ってしまいます。
きょうはこちらを。以前デイリーちくわでもご紹介した、ヤマサ蒲鉾さんの〈はもちく〉と、
出雲国大社食品さんの〈こだわりのちくわ〉。
こちらの〈こだわりのちくわ〉、店内POPに「島根半島沖で獲れたレンコ鯛やカナ頭をブレンドして焼き上げました。」って書いてあって、「ほうほうレンコダイ。そして?えっと……カナ頭って??」と頭から離れなくなり、連れて帰るしかなくなったのです。
当たり前といえば当たり前ですが、原材料のおさかなが違うと、やはり風味も食感も変わるんですね。
それで「このちくわはどんなお魚からできてるの?」とついつい調べてしまうのですが、しらんかった、カナ頭。
そこでいつものぼうずコンニャクさんにおたずねしてみます。(ぼうずコンニャクの市場魚類図鑑へ)
写真を見た瞬間「ホウボウちゃん!」と思ったら、やっぱりホウボウの仲間です。カナ頭(金頭)という名前は「頭が固いから」と、そのままやんかいさ、という由来です。お魚に限らずですが、「海の底のほうにいてるから魚へんに底で〈スケソウダラ〉」(2020年6月5日デイリーちくわへ)とか、どストレートなネーミング、駄洒落みたいで面白いですよね。
で。
レンコダイとカナ頭のちくわ、意外とふわふわ食感で、のんびりかわいらしいお味。ちくわきゅうりにぴったりだと思います(けどそのまま食べちゃった)。
個包装でおやつに最適な〈はもちく〉は、皮のしゃきしゃき食感が楽しい、塩味控えめでもうまみがしっかりのちくわ。かわりべんたん食べてたら、あっという間になくなってしまいました。ほほほ。
おまけ。

小田原 鈴廣さんの〈季節のかまぼこ 桜〉。
ひなまつり向けのねりものが数多く売られていますが、やっぱりどれもちくわじゃなくて、かまぼこなんですよね……。
ぼんぼり型のちくわとか、できそうやのになーと思うんですけど、難しいかなあ。。と、しょんぼり手に取ったかまぼこですが、おいしかったです。桜の風味がしっかりで、ほんとに春らしいお味。見た目もかわいいし、ひなまつりにも、もちろんお花見にもぴったりですよ。