赤べこのようにうなずきました。
by 児嶋佐織
こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
すきま時間にネットの海をさまよっていたら、〈ちくわーず〉というかわいらしいキャラクターがいることを知りました。
蚊遣りのように、大きくあいた口から胴体まで空洞になっているのが特徴。犬猫、海洋生物、干支とバリエーションも豊富。
このキャラクターの作者は〈スタジオ ハムノビジョン〉さん。キャッチーでかわいくて、ほんのりシュールなデザインは、なるほどキャラクターグッズ最大手でのお仕事が活かされているのかも。
そしてこじまは、この〈ちくわーず〉のキャラクターコンセプトを読んで、赤べこのようにうなずきました。
自分サイズの生活
日本には竹輪という食べ物があります。
安く
たんぱく質が豊富
淡白な味で色々な食材と合う
でも
レストランのメニューにない
料理番組にはとりあげられない
でも日本のどこのスーパーにも売っていて
誰もが食べている
人にあまりかまってもらえないけど人の生活を支えている。それで幸せ。
ちくわーずはそういう竹輪のような生き方をするキャラクターです。
そうなんです、ちくわ、焼肉やお寿司みたいにちやほやされることは決してないけど、いつも生活に寄り添って、ピンチのときには助けてくれる、ほんとにいいやつなんですよ。
ハムノビジョンさん、わかってるじゃない……!と、思わずiPhoneの肩をつかんで揺さぶりました。肩どこにあるかわからないけど。
感動に涙しながら、きょうのねりもの。
熊本県 徳永蒲鉾店さんの〈カマフィーユ〉。
クリスマスを控えて、うかれ気分の百貨店に現れました、いわゆる「映え系」のねりもの。熊本県物産振興会の「令和4年度 優良新商品」金賞を受賞されています。
チーズを挟んだ2色のかまぼこに、サラミとナッツの食感がアクセント。やわらかめに仕立ててあって、ワインやカクテルにも合いそう。
これから年末にむけて、百貨店などにいつもは会えないねりものがたくさん登場するんですよねー。ねりものハントがいっそうはかどりそうです。わくわく。