誰かに見られてたら妖怪だと思われたかも。
by 児嶋佐織
こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
いろいろたてこんでばたばたしてて、そんなときに限ってあっちこっちから用事を押しつけられて。
もーーー!ってなること、みなさんもたまにありますよね。
こじまも先日、そんな状態でてんやわんやだったんですよ。
こういうときは、おいしいちくわ食べてゆっくりしたい……、と思ってたら、ピンポーンと荷物が届きました。
注文したことをすっかり忘れていたので、なんだっけ?と訝しがりながら開封。
これは……!こじまがずっとずっと食べてみたかった、田儀屋蒲鉾店の〈あごのやき〉と〈てんぷら〉!
これは、ってもちろん自分が注文したんですけどね。ほほほ。あごのやきの、包丁を押し返してくるような弾力と木目の細かい生地に、期待が高まります。
そして、てんぷらはしっとりなめらか、あかちゃんのおててのようなふんわり感。そして驚くことに、まな板にほとんど油がつかないのです。
いよいよ食べてみますよ。
まずはあごのやきから。こじまははしっこが好きなので、いちばん外側をひとくち。
なんだこれ!
皮の香ばしさと、しっかり歯応え。噛めば噛むほど溢れてくるお魚のうまみ。
これはめちゃくちゃにおいしい。おいしすぎて、お皿に盛ってから写真を撮るのを忘れて全部食べてしまい、また切って盛り付けをやりなおしたくらいです。
そして、てんぷらも驚きのおいしさ。まったく油っぽさを感じさせないのに、たまねぎのうまみと食感で満足感がすごい。てんぷらなのに、口の中で溶けます。ただしみじみと、うまい。
あごのやきとてんぷらをかわりべんたん、小声で「おいし……おいし……」とぶつぶつ言いながら食べてました。誰かに見られてたら妖怪だと思われたかも。
田儀屋蒲鉾店を教えてくださったのは、以前デイリーちくわでご紹介した、日本橋のタムタムカフェのちかさん。
ご実家の民宿のお食事で大好評とのことで、ずっと買ってみようと思ってたんですが、ついに夢が叶いました。いやほんとに、これはとってもおいしいです。年末のご挨拶なんかにも、ちょうオススメ。もちろんこじまに差し入れしてくださるのも、大歓迎。