突然夢が叶ってしまって、涙ぐみながら写真を撮りまくる

by 児嶋佐織

こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
ちくわハイエースの旅、もとい、asian wingsツアー3日目。会場は小倉のすてきな音楽カフェ、ケイトミュージック

実はこじま、旅前にばたばたしていて、ケイトミュージックさんの場所をちゃんと確認していませんでした。みんなで車移動だし、サービスエリアでうっかりおいていかれない限り、お店にはちゃんと着くもんね……と油断していたのです。

ハイエースは前日ライブをした山口県浜田市を出発し、関門海峡を渡って北九州市へ。
小倉駅近くを通るとき、こじまの目に、とんでもないものが飛び込んできました。
〈太陽の橋東〉と書かれた交差点名標識です。
「!!えっ太陽の橋ってうわあちょっとまってなんで@$*%」
突然取り乱すこじまにメンバーも唖然。
「ちくわ……ちくわ頭が……!」
そう、2020年4月のデイリーちくわでご紹介した、ちくわ星人……いや〈太陽の橋の宇宙七曜星の精〉という、福田繁雄さんの作品です。

ずっと憧れていたちくわ星人が突然目の前に!
呆然としたこじまを乗せて、ハイエースは橋からほど近いお店に到着。
着くなり「あのちくわ頭の橋に行ってきてもいいですか」とおかしなことを言うこじまをいなしながらセッティングは粛々とすすみます。さすがにリハーサルをキャンセルしてまで橋に行くのはよしたのですが、どうしても諦めきれず、終演後に車で立ち寄ってもらいました。ここです!ちくわ頭が並んでいます!夢に見たちくわ頭が、夜風に吹かれて気持ちよさそうに佇んでいます。
なんて素晴らしい……!
突然夢が叶ってしまって、涙ぐみながら写真を撮りまくるこじま。こんな幸運って、あるのでしょうか。

しかしですね。

旅から帰って写真を見ると、「やはり昼間の姿も残しておきたかった……。」と欲が出てきてしまいます。
帰阪の4日後にまた博多に出向く用事があり、空き時間にTOTOミュージアムに立ち寄りました。

iPhoneのマップで経路を確認していると、なんとミュージアムから太陽の橋まで、がんばったら歩いて行けることが判明!

川沿いにずーっと歩いて行くと、見えてきました……!ついに!念願の、昼間のちくわ頭です!春分と秋分の日の前後、ある時間帯に、このちくわの穴を日差しが通って、橋にひまわり型の影ができるのを見ることができるそうです。訪れたのが偶然ちょうど秋分の日だったのですが、曇り空だったのでその影は見ることができず……。
ちくわ頭たちが少しずつ角度を変えて立っているのは、日によって陽の刺す角度が違うのを考慮してのことなのかしら。なるほどこれはこじまさん、春にもう一度、行くべきなんじゃない……??